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異世界からの闖入者  作者: マッチポンプ
第五話 悪の組織
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第六話 次回予告

「カイトというのか」


 褐色肌の筋肉隆々おじさんは、親しみやすいネイティブアメリカンを思わせる笑みを浮かべた。


「どうして思い通りに体が動かないんだ……俺はどうしちゃったんだよ」


 狂魂槌に拒絶された俺は自信にその原因があると考える。 


「おじさん、これが何なのか分かっているのかい?」


 狂魂槌を褐色肌のおじさんに取られ、俺は冷静に止めようとした。


「あの男に襲われたの! 助けて」


 布を中東風に被り、怯えた様子の女性は俺を指さす。


「これで良いのだろう?」


 黒いポンチョを羽織った男は笑い、倒れた女性を一瞥する。


「《選ばれし三柱(トリニティア)》は人間を越える存在、人助けには過ぎたる力だ」


「トリ……ニティア。まさか――」


 褐色肌のおじさんが《選ばれし三柱(トリニティア)》の名を出した事で、俺は一つの確信を得た。


「一緒に戦ってくれ、狂魂槌……解放!」


 物言わぬ武器に語りかけ、閉じていた瞳を見開く。


「お前はなぜ人を救いたいと思う?」


 褐色肌のおじさんに問われ、俺は迷いなく答える。


 第六話 神器の力

 この次回予告はフィクションであり、 実在の人物・団体・事件・次回内容などとは一切関係ありません。

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