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僕らのけんか

今回のページ数は本当に少ないです

今回はけんか編です

 夏祭りが終わって早くも一週間が過ぎていた、僕は楽しいことの後の苦しいことに頭を悩ませていたのだった、それは学生ならだれもが経験するだろう・・・

夏休みの宿題の多さ、これでは新学期までに到底終わる気がしない。命はそんな僕を見て一言。

「計画的にやっていれば終わるでしょう?」

と、心底不思議そうにそしてあきれたように僕に言った。図星もあり僕は八つ当たりをしてしまった。

「うるさいな!僕は命みたいに生真面目じゃないんだよ!」

「なっ・・・悠ちゃんがわるいんでしょ!」

僕らの間に火花が散ったような気がした、この日僕らは初めて喧嘩をした。

これは後あと考えれば僕が悪いのに、この時の僕がそれに気が付くのは夕飯のころだった。


「あらあら二人とも喧嘩したの?」

おばあちゃんが僕らのピリピリとした雰囲気を察したのかご飯をよそいながら言った。

「命が悪いんだよ」

「なによ、悠ちゃんが先に行ってきたんでしょう?」

「こらこら、ご飯がまずくなるわよやめなさい!」

その場はおばあちゃんの一声で収まった。まさに鶴の一声だ。

「何で喧嘩しちゃったの?」

「別に・・・何でもないよ」

「そう、言いたくないのなら言わなくていいわ」

それは僕のつまらないプライドが働いたからだった、自分が悪いのに人に八つ当たりしたなんて恥ずかしくて言えない。

夕飯はなんとなく空気が重たかった。僕も命も口を利かず、おばあちゃんは少しさみしそうに見守っていた。僕はそれに気づいた、なんとなくおばあちゃんにも悪い気がした。

僕はなかなか謝るタイミングがつかめなかった。その日から僕らは2日間口を利かなかった。








子供らしさはきちんとかけていたでしょうか?

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