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プロローグ

みなさん初めまして。優等生と劣等生です。名前から察した方もいるかもしれませんが二人で小説を書いています。初めての投稿で至らない点が多いですが、感想やアドバイスをくださると嬉しいです。

 ゴーギャンは言った。

「Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?-我らどこから来たのか?我ら何であるのか?我らどこへ行くのか?」

 彼は人間という存在について常に問い続けた画家だ。

 個人的にはこの質問に対する答えは

「我ら生命の樹形図の中から来し者。我らサルより進化せし動物。我ら破滅に向かう」といったところだ。

 本来はもっと哲学的な問いなのだろうが、単純に「人類」についてなら、現代では科学的に解答できてしまう。

 最後だけ抽象的な解答だが、どんな種にも生物である限り破滅は訪れるし、22世紀になった今でも人類が戦争を続けていることから、いつか自分達を滅ぼすだろうとも思えるからだ―


 月曜日の高校の6限の最中に、窓際の席に座っている気だるそうな男子―木ノ下歩(きのした あゆむ)は窓の外の桜並木や青い空を見ながらそんなことを考えていた。

 授業中にロクにノートもとらず、窓の外を眺めていれば、当然先生から声がかかる。

「はい、じゃあ木ノ下君、宗教についてどう思う?」

 軽い、だが責めるような感じも含んだ口調で質問をしてきたのは彼の担任であり公民担当の教員である姫路明里(ひめじ あかり)

 これに対し歩は淡々と答える

「社会主義者のマルクスは『民衆のアヘンである』と説きました」

 授業が始まって1週間、何故か歩は質問に対して決して「自分の意見」を答えていない。

当然明里は

「私はあなたの意見を聞いたんだけど…」

と言わざるを得ない。

「自分の言いたいことは既に大体が歴史上の著名な学者達が言及してくれているので。自分より先にそれを考えた先達の言葉を自分の言葉のように使うのがイヤなだけです」

 歩ももはや慣習となった受け答えをする。

「はぁ…分かったわ」

 明里もいい加減慣れてきたせいか、とりあえず授業を続ける。

「確かにマルクスが言ったように宗教には中毒性があるわね。実際にそれを利用して人を操るカルトと呼ばれる宗教集団もあるくらいだしね。……」

 しかし、授業が行われ始めると歩は再び窓の外を眺めながら思索にふけるのだった……

ここまで読んでくださった読書様には心から感謝します。とりあえず出だしはつまらないです(←おい作者)。この後からバトルが入ってきたりします。次回もこの駄文につきあってくださると大変嬉しいです!

※主人公がやたら言葉を引用したり哲学的説明を述べたりしますが作者の独自解釈や間違いもあるので気をつけてください。

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