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クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
あの日、真面目子ちゃんは壊れた

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8/22

風紀委員会地獄化

翌日。

スカイハイ高校の風紀委員会室は、いつもより緊張感が漂っていた。


「……まひる、昨日の雨宮くんの机、見た?」

副委員長の桜井さくらが声を震わせる。

「見ました……完璧でした……でも、少しやりすぎじゃ……」


まひるは机に向かって背筋を伸ばしていた。

目はキラキラしていて、まるで楽しんでいるよう。

「やりすぎ、ですか……? でも、雨宮くんが困らないようにするのが私の仕事ですから」


風紀委員長としての責任感?

それとも、昨日から加速した“助けたい暴走”?

部屋にいる全員が、どちらか判断に困った。


「委員長……これ、ちょっと危険じゃ……」

「危険? どこがですか?」

まひるは無邪気に首をかしげる。

その笑顔の破壊力は、緊張感を倍増させる。


放課後、委員会の仕事が始まる。

校舎の掲示物チェック、廊下の落し物確認、忘れ物届け、掃除道具の整理……

だが今日のまひるは、雨宮くんに関係するものだけを重点的に完璧に仕上げる。


「ここは、昨日の雨宮くんの消しゴム跡が残ってますね……」

「え、全部の教室じゃなくて?」

副委員長が動揺する。

「はい。雨宮くんのためです」


さらに、風紀委員会の予定表には「雨宮くんチェックタイム」とメモが追加されていた。

副委員長は顔面蒼白。

「ちょ、委員長……これ……予定表に書く必要ある……?」


まひるは微笑む。

「雨宮くんの安全のためですから……♡」


委員会メンバーは次第に疲弊し始め、

「まひる……やっぱり普通じゃない……」

「これ、委員会地獄化する未来しか見えない……」

と、心の中で悲鳴を上げる。


一方、雨宮くんは放課後に偶然廊下を通りかかる。

「うわ、委員会室やけに静か……って、まひるがまた黙々と何かやってる……」


まひるの目は真剣そのもので、

でも笑顔。

その組み合わせが、クラスでも委員会でも誰も止められない暴走予感を漂わせていた。


「……雨宮くんのため……助けたい……」

心の中で静かに燃え上がるまひるの想い。

それはただの“優しさ”の域を超え、クラス全体を巻き込む嵐の前触れだった。

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