友情と嫉妬
放課後の教室。まひるの“助けたい暴走”はますます加速していた。
机の角度、筆箱、ノート、椅子の位置……すべて完璧。
雨宮くんは少し照れながらも、それを喜んで受け入れている。
そこに突然、制服姿の生徒会長・西岡が入ってくる。
「雨宮、二階堂と一緒にいるのか。ふむ……」
冷静な声だが、視線には明らかな嫉妬と探査感が混ざっている。
ひなたは後ろの席で息を呑む。
(やばい……生徒会長まで巻き込まれるのか……
これは完全に日常侵略レベル……!)
クラスのモブたちもざわつき始める。
木下玲央と佐伯ののかは小声で囁く。
「生徒会長まで……やっぱり、二階堂先輩……危険人物……!」
「いや、笑える……けど怖い……!」
まひるは微笑みながら、机の上の雨宮くんの筆箱を直す。
「雨宮くんが快適なら、生徒会長さんも見守ってくださると安心です♡」
西岡は眉をひそめるが、まひるの無邪気さに翻弄され、つい突っ込みたくなる。
「……二階堂、相変わらず手がかかるな」
しかし内心では、まひるの行動が雨宮くんに与える影響に少し焦りを感じていた。
その後、教室にモブたちが再び集まる。
双子の図書委員・海斗と澄人が、まひるの整理整頓に小さなツッコミを入れる。
「まひる先輩……やりすぎですよ!」
「でも……なんか面白い……」
雨宮くんは少し赤面しながらも、笑顔で答える。
「ありがとう、二階堂……本当に助かるよ」
ひなたは壁際で頭を抱えつつ、心の中で叫ぶ。
(友情、嫉妬、愛情……
モブも生徒会長も巻き込むなんて……
この日常侵略、完全に加速してる……!)
こうして、まひるの無邪気で暴走気味な愛情は、クラスのモブ、生徒会長、そして雨宮くんまでも巻き込み、
ギャグと嫉妬とちょっぴり恋心の渦を作り出すのだった。




