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クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
まひる、暴走は加速する♡♡

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22/25

突然の呼び出し

放課後の教室は、夕陽に照らされて黄金色に染まっていた。

しかし、白石真尋――通称まひる――にとっては、いつもの“日常侵略タイム”の始まりに過ぎなかった。


「雨宮くん……今日は少し机の位置を直したほうが……♡」

まひるはそっと声をかけ、サッと机の角度を調整する。

無邪気な笑顔で作業するその姿は、見ている者を癒す……かと思えば、クラスメイトたちには軽く恐怖が漂う。


ひなたは後ろの席で頭を抱える。

(またか……止められない……

 でも……笑える……いや、怖い……!!)


そんな時、校内放送が鳴る。

「雨宮くん、職員室まで来るように」


雨宮くんは首をかしげ、少し戸惑いながら立ち上がる。

「え、俺……?

 まさか……何か悪いことした……?」

心当たりのない呼び出しに、困惑と緊張が入り混じる。


まひるはにこっと微笑む。

「大丈夫です♡

 私も一緒に行きますから、安心してください♡」


ひなたは後ろで絶望し、壁にへばりつく。

(あーもう……また巻き込まれる……

 日常侵略、加速する予感……!!)


教室を出る二人を見た他クラスの生徒たちは、ちらりと視線を送る。

「二階堂先輩、雨宮くんと一緒に行くの……?」

「また日常侵略が始まる予感……!」

ざわつく声が廊下にこだまする。


雨宮くんはまだ状況を完全には理解できず、少し不安げだ。

「……でも、二階堂が一緒なら……大丈夫かな?」

その無自覚な天然発言に、まひるの胸は高鳴る。

(……助かる……♡

 だったら……もっと守りたい……!)


廊下を進む二人の後ろ姿は、まるで小さな嵐の序章のようだった。

まひるの無邪気なメンヘラパワーは、すでに教室やクラスメイトを巻き込みつつあり、

日常侵略の幕開けを予感させる光景だった。

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