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クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
メンヘラ進化と、日常崩壊

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18/19

雨宮くん、ついに気づく?

ある日の放課後、校舎の一角で雨宮くんはふと立ち止まった。

「……あれ?なんか最近、二階堂がやたら俺の周りにいるような……」

その無自覚な疑問は、ほんの小さな違和感に過ぎなかった。


しかし、まひるの行動は日に日に加速していた。

授業中も、部活中も、放課後も、雨宮くんの身の回りを整え、守り、観察し続ける。

机や椅子の角度、ノートの順番、カバンの置き方まで――

そのすべてを管理する姿は、もはやプロの護衛レベル。


「ふふ……これで雨宮くんは快適……♡」

にこにこと笑うまひる。

しかし、その笑顔の裏で、ひなたは絶望していた。

(やばい……もう誰も止められない……

 完全に日常侵略モード……!)


雨宮くんは、少しずつ状況に気づき始める。

授業中、ふと自分の筆箱やノートが完璧に整えられていることに気づき、首をかしげる。

「……え、これって……二階堂?」

でも、どうしてこうなったのか、まだ理解できない。


さらに、部活中もまひるは無邪気にサポートを続ける。

「ここでボールが来るはず……♡」

ボールの方向や部員の動きを細かく計算し、雨宮くんがミスをしないように手助けする。


ひなたは遠くから心配顔。

(やっぱり……雨宮くんもそろそろ気づくか……

 でも理解したらどんな反応するんだ……!?)


その時、雨宮くんはついに気づく。

「……ま、まさか……ずっと俺のこと見てたの……?」

完全に驚きの声。

まひるは無邪気に笑う。

「ええ、だって雨宮くんが困らないように……♡」


雨宮くんの顔が真っ赤になる。

(……え、助かるけど……なんか……怖い……!?)

その複雑な表情に、ひなたは壁にもたれ、頭を抱える。

(あーもう、笑うしかない……いや、泣きたい……!)


まひるは雨宮くんの反応を見て、さらに胸が高鳴る。

(……気づいた……♡

 だったら……もっと助けたい……!)


放課後の校舎には、笑いと戸惑い、少しの恐怖が混ざり合い、

真面目子ちゃんのメンヘラ力が一層加速する瞬間だった。

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