表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
メンヘラ進化と、日常崩壊

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/24

放課後追跡の極意

放課後、校舎の廊下は静まり返っていた。

しかし、その静けさを切り裂くように、まひるの足音が軽やかに響く。


「……ふふ、雨宮くん、今日はどの道を通るかな♡」

その表情は、天使の笑顔……いや、微妙に危険信号も混ざった笑みだ。


ひなたは遠くの階段から息をひそめ、心の中で叫ぶ。

(やばい……また始まった……

 完全にターゲット追跡モード……!!)


まひるは雨宮くんを追跡しながら、歩く速度、歩幅、歩き癖まで細かく観察する。

ノートにメモを取るわけでもなく、すべて頭の中で管理。

まるで、リアルタイムでマップを作成しているかのようだ。


「……ここで曲がるはず……よし、予測通り♡」

微笑みながら、まひるは雨宮くんの後ろをぴったりとついていく。


雨宮くんは、歩きながら空を見上げたり、友達の会話に耳を傾けたりしている。

全くまひるの存在に気づかず、のほほんとしている。

「……え、誰もいないよな?」

無自覚に独り言をつぶやく。


すると、まひるが背後からひょっこり現れる。

「……またですか!?」

思わず声を出す雨宮くん。

「だって、雨宮くんが安全に帰宅できるか確認するのも、私の仕事ですから♡」

微笑みながら、まひるはぴったりと寄り添う。


雨宮くんは背筋に冷たいものを感じつつも、

「……いや、普通に助かるんだけど……」

無自覚に感謝してしまう。


その一言で、まひるの胸の奥は熱くなる。

(……また“助かる”って……♡)

(だったら……もっと助けたい……!)


遠くから見守るひなたは、壁にへばりつきながら小声で叫ぶ。

「雨宮ーーー!!

 その“助かる”で完全に暴走スイッチ押してるんだよぉぉーー!!」


夕暮れの校舎。

まひるの追跡スキルは全開、

雨宮くんはその嵐に気づかず、のほほんと歩いていくのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ