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クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
あの日、真面目子ちゃんは壊れた

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11/22

暴走フルバースト!

放課後の教室。

雨宮くんは、今日もまったりと机に座っている。

しかし、その平穏は、まひるによって完全に破られようとしていた。


「雨宮くん……今日の筆箱、少し斜めになってます……」

まひるの声は穏やかで、優しく響く。

しかしその瞳の奥には、熱すぎる思いが宿っていた。


「え、いや、全然大丈夫だよ……」

雨宮は軽く笑う。

その無自覚なお礼が、まひるの胸に火をつける。


(……助かったって……言ってくれた……♡)

(だったら……もっと助けたい……!)


まひるは立ち上がり、机の周りをぐるりと一周。

雨宮くんのノート、消しゴム、筆箱、椅子……すべてを自分の手で整えていく。

まるで、世界を整える女神のように。


「これで完璧……♡」

ふっと振り返ると、雨宮くんが微笑んでいた。


「わぁ……完璧だね。ありがとう、二階堂」

その一言に、まひるの頬は真っ赤に染まる。


(……もう……我慢できない……!)


まひるは勢いよく雨宮くんの前に立つ。

「雨宮くん……! 私……もっと……もっと、助けたい……!」


教室の空気が一瞬で変わる。

ひなたは後ろで顔面蒼白、悲鳴を上げる。

(やばい……完全にフルバーストしてる……!)


まひるは、微笑みながらも、

雨宮くんの机の小さな汚れ一つも見逃さず手を伸ばす。

「これも……直しておきます……♡」


雨宮くんは一瞬固まるが、すぐに無自覚に笑う。

「うん……助かる……」


その瞬間、まひるの暴走モードは頂点に達する。

教室全体が、彼女の“助けたい想い”で包まれ、

ひなただけがその圧力に耐えきれず、壁にもたれかかる。


「……終わった……これで……暴走フルバースト……」

まひるの心は、幸福と危険の極みを同時に味わっていた。


放課後の教室に、真面目子ちゃんのメンヘラ力が炸裂した瞬間である。

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