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クラス一真面目子ちゃんをメンヘラに開花してしまったようですね♥  作者: 櫻木サヱ
あの日、真面目子ちゃんは壊れた

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10/22

放課後観察の極意

放課後、教室にはもうほとんど生徒はいない。

しかし、まひるだけは一人、雨宮くんの席をじっと見つめていた。


「ふふ……今日も完璧に整ってる……」

彼女の目は輝き、心臓の奥が熱くなる。


昨日までの“ちょっとした手助け”は、もう過去の話だ。

今日のまひるは、完全に観察&サポートモード全開。


ノートの角度、鉛筆の向き、椅子の位置……

すべてが、雨宮くんのためだけの最適配置になっていた。


「……これで、授業も効率よく受けられるはず……♡」

手を合わせる仕草は、まるで祈りのよう。

ひなたは背後から息をひそめ、顔面蒼白。


(……まひる……もう完全に危険域……!

 しかも本人、幸せそうにニコニコしてる……!)


雨宮くんはといえば、まだ授業中のまどろみを引きずっているようで、

教室に戻ってくると「お、机整ってる……ありがと」と、まひるに軽くお礼を言う。


その一言で、まひるの心は再び膨れ上がる。


(……助かったって……言ってくれた……♡)

(だったら……もっと助けたい……!)


まひるは今日も、雨宮くんのために、机の細部まで観察し、微調整を始める。

「これで完璧……♡」


ひなたは心配しすぎて、壁にへばりつきながら呟く。

「……友達として助けたいけど、これはもう暴走の前兆だよ……!

 どうすんの、これ……!!」


教室の隅で、まひるは微笑みながら鉛筆を整え続ける。

放課後観察の極意──

それは、普通の優等生の姿を完全に超越した、

“真面目子ちゃんのメンヘラ開花予行演習” だった。

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