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第四章 新たなるもふもふ仲間
旅を続ける中で、レオンともふもふたちは新たな仲間に出会う。
ある日、川のほとりで休んでいると、小さな白い龍が草陰に横たわり、ぐったりとこちらを覗いていた。
「きゅう……」
「ん? 小さい龍?」
「これは……希少な『霧龍』か」
フェンリルが説明する間に、レオンはそっと手を伸ばし、霧龍の頭を撫でた。その瞬間、霧龍の体が淡い光に包まれた。霧龍は驚いたようにレオンをみたあと、嬉しそうに鳴いた。
「きゅるるっ!」
「わぁ、かわいい……!」
霧龍はレオンに近づき頭を擦り寄せた。
「お前も一緒にくる?」
旅に誘うと嬉しそうにうなずく。
「きゅきゅきゅ!」
こうして、新たなもふもふ仲間として霧龍が加わり、さらに賑やかな旅が始まるのだった。