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あだばな  作者: 藤泉都理
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あさよあけ




 暁。

 東の空が明るくなりはじめるころ。

 暁闇。

 夜明け前、月がなくあたりが暗いころ。

 明け。

 夜明け。夜が明けるころ。

 曙。

 夜がほのぼのと明けるころ。暁の終わりごろをいう。

 朝月夜。

 月の残っている明け方。

 朝朗。

 夜が明け始めて、あたりがほんのりと明るくなるころ。

 朝未だき。

 夜が明けきらないころ。朝早く。

 有明。

 夜明け方。空に月が残ったまま夜が明けるころ。

 彼は誰時。

 明け方のまだ薄暗いとき。

 鶏鳴。

 夜明け。明け方。

 五更。

 午前三時ごろから午前五時ごろまでの時間。

 東雲。

 東の空がわずかに白むころ。

 白白明け。

 夜が明けて、次第に明るくなるころ。明け方。

 早暁。

 夜が明けるころ。明け方。時間的に早い朝。

 早天。

 早朝。明け方。早旦。

 払暁。

 もう少しで夜が明けきろうとするころ。

 黎明。

 夜明け。夜が明けて朝が始まろうとするころ。



『情景ことば選び辞典(株式会社 学研プラス)』「朝・夜明け」より参照。











 夜明けが嫌いだった。

 朝が嫌いだった。

 希望を見せるから。

 絶望を見せるから。






『なあ、おまえ。うちのこになるか?』






 希望を見せつつ、絶望に堕とし込むから。

 朝が嫌いだった。

 夜明けが嫌いだった。











(2024.5.30)




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