ほんとうのお願い事
「お母さん。今日の夜、流れ星がたくさん流れるんだって」
今夜は流星群。
しゅーてぃんぐすたー、流れ星が見えるかもしれない日。
夜になるのが待ち遠しいな。
まだかな、まだかな、流れ星。
早く来い来い流れ星。
お空よ、お空よ、暗くなれ。
「お母さん。そろそろかな、もう流れ星が見えるかな?」
外に出て、灯りが少ない場所まで歩いてみよう。
おっとっと、足元には気を付けて。
どこまでいこうか、この辺かな?
うん、ここにしよう、そうしよう。
暗い夜空を見上げみたら、お星さまがたくさん見えた。
でも、どれも普通のお星さま。
あ、あれは!! ……チカチカするお星さまは偽物のお星さま、ちょっぴり詐欺な、空飛ぶ飛行機。
まだかな、まだかな、流れ星。
早く来い来い流れ星。
「お母さん、なかなか流れないね」
まだかな、まだかな、流れ星。
早く来い来い流れ星。
「お母さん。お願い事、やっぱり変える。新しいお願い事はね、流れ星がたくさん流れますように」
それから、もう少し暗くなって、たくさんたくさん流れ星が流れたよ。
***********************
流れ星さまへ。
お願い事をたくさん叶えてくれて有り難う。
***********************
サンタさんへ。
流れ星をまたたくさん見たいです。
***********************
お父さんへ。
お父さんの所でも流れ星は流れましたか?
次はお父さんも一緒に、みんなで見たいです。




