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プロローグ
こんにちは、ねこぽんと申します。
ほとんどの方にははじめまして、ですね。
作ってみたらこんなものができました、という代物なのですが、楽しんでいただけたら幸いです。もし、乱丁落丁おもろくないなどのトラブルがありましたら、メッセージボックスまで苺電波を飛ばしていただければ、対応するかもしれませんししないかもしれません。
では、ごゆっくり。
あのときからそんなに過ぎてないはずなのに、わたしのなかではもう何年も前のことのような気がする。忘れてはいけないことのような気がするのに、もう何も思い出せないような気もする。
あいつのこと。
あいつと過ごした、あの夏のこと。大切な、それでいて霧の向こうに行ってしまったような思い出。
雨。
ざあざあと降る雨。
下駄箱でだれを待つともなく、立ってたわたし。
……雨が降ると思い出す。あいつのこと。あれは、誰だったのだろう。
最低200字って制限があったんですね。そのためプロローグは自サイトのものより少し改訂しております。