自分で文を書いみよう
テストも残すところあと少しとなってきた。しかし残りの問題もかなりの癖者揃いである。油断は禁物、慎重にやっていかなければならない。
大問十 次の表を見て分かることを三文書きなさい。(ただし主語は一文ずつ変えること。)
うん、そういう注意書き大問七辺りでやって欲しかった。問題文に文句をつけている暇があるならばさっさと表を見よう。
name:tell
Yuma:172 cm
Mei:156 cm
Korisu:182cm
Naito:166 cm
Shoichiro:171 cm
身長を見て一つ思ったことがある。全員身長高すぎるだろ! 私でも一五五だぞ。もはや二次元の域だな。名前はどれどれ……ゆま、じゃないゆーまか。あとそれにしょういちろうって一組と五組の担任の先生の下の名前じゃん。ということは後のやつも全部そうなのか? 多分そうだろうな、だって身長大体そんな感じだし。だとするとキラキラネームの先生が約二名いるのか。ある意味すごい。
さてと解答タイムといきましょうか。まずは一文目。これはスタンダードに比較級で行こう。誰を使おうかなぁ、よしこの二人にしよう。
“Mei is teller than Naito .”
四組の担任の先生の下の名前、騎士って書いてナイトって読むんだ。あの人って確か昭和生まれだったっけ。そんな前からキラキラネームってあったのか。初めて知った。でもよくよく考えたらこの学年の生徒キラキラネームの人が誰一人としていないよな。
続いて二文目、次は最上級を使って書こう。となると主役はこの人だ。
“Korisu is the tallest of the five.”
こりす先生って漢字で書くと小栗鼠だったよな。小さいって入っているのに背はものすごく高い。なんかあれみたい。生まれたての子犬に「チビ」って名前を付けたけどその後ものすごく成長してちっちゃくなくなった、的なやつか。なんでこの名前にしたのだろう?
そして三文目、今度は視点を変えて同等比較を使ってみよう。出てくる人はもちろんこの二人だ。
“Yuma is as tell as shoichiro.”
同等比較は「〜と同じぐらい」という意味だから一センチくらいの差は使っても大丈夫だろう。多分。もしもこれで不正解ならば先生を変える訴えてもいいのではないかと私は思っている。
大問十一 あなたが日常で使うものを一つ選び、This is 〜 に続くように書きなさい。またその下に使用方法などに関する文章を二文書きなさい。
ついに出てしまったか。これ系ので問題はいつもいい感じの文が思いつかずかなりの苦戦を強いられる。もう本当に嫌だ。元からなかったやる気がさらにダウンする。やらなきゃダメ? でも点数のためだ、仕方がない。書かないよりは断然マシか。
とは言ったものの、何で書いたらいいのかさっぱりわからない。使い方を説明するのって英語でやったことがないので、どうすればいいものやら。
まあそんなこんなで私が悩みに悩んでやっとこさ出た苦肉の策がこれだ。
This is a book.
It is used to read.
Don’t brake it.
苦肉の策にも程がある。完全に捨て身だ。自爆物だ。これで正解だったら奇跡かもしれない。自分で言うのもなんだけど最後の「それを壊してはいけない」ってそのまんますぎるだろ。
ついでに言うと二文目のは当たり前だろ、本だから。でも絵本とかは飾ったらすることもあるらしいしな。意外と本は読むだけのものではないのかもしれない。
大問十二 次の質問に英語で答えなさい。
あーこれか。この問題も何気に常連だな。過去には「あなたは昨日中国にいましたか?」だったり「この問題は何問目ですか?」だったり「あなたは今何が欲しいですか?」とかある意味すごい質問が出てくる時があった。結構侮れない。果たして今回はこれらを超える問題は来るのだろうか?
(1)When are you born in month?
日本語訳すると「あなたは何月に生まれましたか?」ということだな。答えを書いている途中であることに気づいた。私は十一月に生まれたのだが、よりによって十一月の綴りを忘れていた。やばいどうしよう。結局、嘘をつくのは嫌だったが無理に書いて不正解になるのも嫌なのでこうすることにした。
“I am born in May.”
一番自身があるものを書いた結果、季節が真反対になってしまった。先生は私の誕生日を知らないと思うしなんとかなるだろう。細かいことは気にしない。
(2)Is Japane more useful than English for you?
これ結構自分の考え方が露骨に出るな。私の答えはもう決まっている。ほぼ即答といってもいいだろう。
“Yes it is.”
私は今のところ日本から出るつもりは一切ない。日常的に使うのは日本語だし。
(3)Which is lager, Tokyo or Osaka?
これって経済力の大小とかじゃなくて面積の大小を聞いているんだよね。だったら私が言えることはただ一つ。そんなもん知るか!
でもちゃんと答えなければダメなんだよな、この問題。でも大きいのってどっちなんだよ。よっぽどの地理好きでない限り知る機会がないと思うよ。まあ一か八かだな。私は二分の一の確率に賭けることにした。
“Tokyo is lager than Osaka.”
私はこの答えがあっていると信じ、最後の関門、長文読解に挑むのであった。
最後の問題の答えは思いっきり間違ってます。ご了承ください。
次回で英語の陣は完結の予定です。