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ふれあい

「高天原ってなに?私はどうしてここにいるの?」

沙希は当然のごとく自身の置かれた状況に説明を求める。


「高天原とは、我々神とその眷属しか存在することが許されない場所よ。簡単に言えば、物語に出てくるような天界みたいなところよ。」


「へぇー。ここが神様の世界なんだ。それにしちゃなんかぱっとしないっていうか、神々しさが足りないといいますか。うん、微妙ね。」

さっきまでの感動はどこへ捨ててきてしまったのか、高天原をディスりはじめる。


「なら場所を移しましょうか。」

アリシアがそう言った途端に、さっきまでの風景は消え、目の前に大きな洋館が現れる。


「ちょ、何よここ。どんだけでかい屋敷なのよ。」


「ここは私が住んでる家ね。とりあえず、お茶でも飲みながら話しましょうか。」


洋館の中に入ると、沙希は驚きと戸惑いを露わにする。


「ちょ、なんで、なんでテレビがあるの?なんでエアコン付いてんのよ。なんでルンバ走ってるのよ!なんた神様でしょ?もっとこう、神様らしい生活しなさいよ!」


「私だってテレビ見たいわよ。いい?神様の三種の神器はね、もう武器やら防具やらじゃないのよ。そんな時代は終わったの!これからの時代は科学、電化製品よ!」

別に大きくとも小さくもない胸を大きく反りながら、アリシアは言った。


「そ、そうなんですねー」

(この人ほんとに神様なのかな。なんか初めて会った時と印象全然違うし、なんか調子狂うなー。)


「ごほん。とりあえず、そこのソファに座ってて、今お茶入れて来るから。」


「あ、お茶とか大丈夫なんで、初めに聞いたこと教えてください。私ってなんでここにいるの?」


「それはね、あなたは今日から神の使徒となるからよ!」

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