表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOCKBAND!!?!  作者: 今市海月
2/2

二曲目

私たちはとあるファーストフード店に来ていた。

「やっぱ、チーズバーガーセットだな。」

ケイは右手にチーズバーガ―、左手にポテト(M)を掴んでバクバク食べていた。

「圭吾、下品だよ。」

「うん。下品だよ。」

宏樹と実月が苦笑いしながら、ベーコンレタスバーガーを頬張っていた。

「そういや、新しい音源作ったんだけど…。」

兎蘭が照れくさそうにUSBを胸ポケットから取り出した。

作曲は兎蘭が担当。作詞は…。

「じゃ、歌詞考えとくね!」

私がやっている。

「今度はどんなふうにするんだ?」

「ん~。どんなのがいい?」

「俺、ラブソングがいい。」

「「「「「え?」」」」」

ラブソングと言い出したのは、いつもは静かでそんなこと言い出さない、樹龍だった。

「…おい、樹龍。いきなりどうした?」

「そうだよ。熱でもあるの?」

兎蘭とケイは心配そうに聞いた。

私と宏樹実月も、気になった。

「いやさ、香奈が俺たちのバンドを見に来るんだって。だからその時に、ちょっと聞かせてやりたいから。」

「「なるほど。」」

双子は縦にうなずいた。

樹龍には、かわいい他校の彼女がいる。

樋口香奈ちゃん。高校一年生。

香奈ちゃんと樹龍は、去年の夏に付き合いだした。

香奈ちゃんは可愛げがあって、人懐っこいから、モテモテだ。

それ故、いやな噂も聞かないわけじゃない。

「じゃ、急いで歌詞作んないとね!」

「おう。頼んだ。」

こんなこと言ってるが、本当は作りたくなんかない。

だって私は…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ