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クオリタスへの道

アメリスたちは引き続きクオリタスに向かって歩を進めていた。道中は次第に険しくなり周囲は薄暗くなるが、ラピスはポケットから明るい輝きを放つ小さなクリスタルを取り出した。


「それ、何?」アメリスが興味を持って尋ねた。


「これはナビクリスタル。目的地を思い浮かべると、その方向を示してくれる鉱具だ。鮮明な光を放つから旅の道しるべとして頼りになる。」ラピスはクリスタルを手のひらに乗せ、前方をじっと見つめた。


「そんな便利なものがあるんだね。」と、アメリスは驚きの表情で返事をした。


「クリスタルは『万能の石』として知られていて、持ち主の思いに反応する力がある。特にナビクリスタルは、旅の安全を守る鉱具としてよく使われている。」ラピスはそう説明しながら、クリスタルが指し示す方角に目を向けてまた歩き始めた。


アメリスはナビクリスタルに見入っていたが、ふと別の疑問が湧いてきた。「そういえば、私たちが持っている守護石って、もっと力を引き出す方法があるのかな?」


シトラが微笑みながら答えた。「もちろんだよ。でも、守護石の力を完全に引き出す方法はまだ解明されていない。クオリタスの職人たちは長年その技術を研究しているんだ。彼らはその技術を使って、生活に便利な鉱具を作ることも得意なのさ。」


ラピスも続けて付け加えた。「そう、俺たちが使っている鉱具もクオリタスの職人たちが作ったものだ。守護石の力をすべて理解できる日が来れば、もっとすごい鉱具も作られるかもしれないけど、今は便利さに感謝するしかないな。」


アメリスは少し考え込んでから、「守護石の力をもっと引き出せるなんて……私達も、もっと成長できるかもしれないね。」と、期待を込めた表情で自分の守護石に目をやった。


その時、前方の茂みが突然揺れ彼らの視界に何かが飛び込んできた。

「何だ?」ラピスが構え、アメリスも身構えた。


クリスタル

•クリスタルは、無色透明で強い光沢を持つ鉱物で、古くから「万能の石」として知られています。

•透明であるがゆえに、光を屈折・反射する性質を持ち、特に浄化やエネルギーの増幅といった力に関連する伝説が多く存在します。

•精神をクリアにし、思考を安定させるとされ、浄化や瞑想の際に使われることが多い鉱物です。また、持ち主の願いを増幅させるとも信じられています。


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