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最初の目的地

アメリスたち3人とシトラは、クオリタスへの道を進んでいた。そこは、鉱物や守護石に関する職人たちが集まる街だ。ラピスとルビスはこの街を目指していたため、アメリスたちも自然とその方向に進むことになった。


「クオリタスって守護石について詳しい人が集まってるんだよね?」アメリスがふと尋ねた。


ラピスが頷きながら、「ああ。あそこには俺たちの守護石を強化できる職人がいるらしい。お前のアメジストも、もっと力を引き出せるかもしれない。」


ルビスも続けて、「それに、私たちがこれから立ち向かう敵についての情報も手に入るかもしれないわ。クオリタスでの準備が大切ね。」と説明した。


アメリスは「そうか……そこでもっと自分の力を知ることができるかもしれないんだね。」と、新たな学びへの期待を抱いた。


歩きながらふとした思いつきでアメリスは「そういえば、みんなって何歳なの?」と尋ねた。


「俺は19歳だ。」ラピスが答えた。


「私も19歳よ。」ルビスが笑顔で返事をする。


アメリスは彼らの返答を聞いて自分の年齢を思い出そうとしたが、記憶が曖昧なままだった。「あれ、私は……?」


シトラが明るい声で答える。「アメリスは14歳だよ。忘れちゃっていたみたいだけどね!」


「14歳か……まだこれから成長する時間がたくさんあるな。」ラピスが未来を見据えるように言う。


「そうよ、これからどんな成長を見せてくれるのか楽しみだわ。」ルビスが嬉しそうに言った。


アメリスは少し照れながらも彼らの言葉に安心感を覚えた。しかし、ふと思いついたように彼女はシトラに目を向けた。「そういえば……シトラは何歳なの?」


その問いにラピスとルビスも興味を示し、シトラに視線を向けた。


シトラは一瞬目を丸くして驚いた後、くすくす笑いながら、「えーっと、それは……秘密だよ!」と返し、楽しげに飛び跳ねながら先へ進んでいった。


アメリスたちはその返答に苦笑しながらも、再び歩みを進めた。まだクオリタスの街は見えてこないが、彼らはその道の先に新たな試練が待ち受けていることを感じていた。



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