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研磨された守護石

アメリスたちはトシの店に戻り、再研磨が終わった守護石を受け取った。それぞれの守護石を手にすると、微かに新たな輝きを放っているのがわかった。


トシが満足げに頷きながら説明を続けた。「しっかりと磨き直しておいたぞ。これで少しは守護石の力を引き出せるようになっているはずだ。」


アメリスが手の中で守護石を見つめると、なんとなく手にした時の感覚が以前とは違うことに気づいた。暖かくて、力がじわりと溢れてくるような感覚だ。彼女は深呼吸をしながらその変化を確かめた。

「確かに…力が強くなった気がする。」アメリスがそう呟くと、ルビスも笑顔を見せて頷いた。

「私も同じ感じがするわ。守護石から何か新しいエネルギーを感じる。」


ラピスも守護石を手のひらに置き、目を閉じてその変化を感じ取っていた。「鉱魔力が少し上がったのがわかる。これなら次の鍾乳洞の探索も安心して行けそうだな。」


するとシトラがアメリスのそばに寄り添い、微笑んだ。「君の力が強くなると、わたしも不思議と活力が湧いてくる気がするよ。」

アメリスはシトラの言葉に嬉しそうに微笑み返しながら、ふとこれまでの冒険で手に入れたフローライトとオニキスの結晶を思い出した。「そうだ、私も結晶を持ってるんだった…。」


彼女は一度仲間たちに視線を向けてから口を開いた。

「トシさんにはたくさん助けてもらったし、この結晶をお礼に使ってもらえないかなって思うんだけど、どうかな?」


アメリスの提案にルビスがうなずき、笑顔で返事をした。「いい考えね。こんなにサポートしてもらったことを考えたら、賛成だわ。」


ラピスもその意見に同意した。「俺も賛成だ。この結晶がトシさんの役に立つなら、ぜひそうしてほしい。」


アメリスは仲間たちの同意を得て、小さな袋から二つの結晶を取り出し手のひらに乗せてトシに差し出した。「トシさん、色々と教えてもらったし、研磨のお礼にこの結晶を使ってください。少しでも役立てばいいなと思って。」


トシは驚いたようにアメリスの手元を見て、優しい笑みを浮かべた。「ありがとう、アメリス。この結晶大切に使わせてもらうよ。これらは、きっと良いエネルギーをもたらしてくれるだろうね。」


アメリスは一瞬、シトラがどんな力を秘めているのか気になった。シトラが鉱獣であることが、他の仲間たちと異なる特別な何かを持っているのではないかという思いが、彼女の胸をよぎった。だが、今はまだ深く考えずにおくことにして、次の冒険に備えようと考えた。

アメリスは、結晶がトシの手に渡るのを見て、安心したように微笑んだ。彼女は守護石を手にしながら、次の冒険への期待を胸に抱いていた。


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