公平と公平感
公平は客観的だが、公平感というのは主観的なものだ。人は、自分が選ばれると公平、選ばれないことは不公平と感じる。公平であれば、確率から見て実際には選ばれないほうが多いはずである。しかし、選ばれた人の多くが公平な選抜方法であり、選から漏れた人は、不正があったのではないかと感じる。
全ての人が公平な社会は可能かもしれないが、公平感を持つことはないだろう。なので共産主義国家も実現することはないだろう。
自身の持つ不公平感が、本当に現実の不公平からきているものなのか、ネットなどで不満をぶちまける前によく吟味する必要がありそうだ。