表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/55

いつまでも、この5人で 〜LAPIS・JOKER the 5th anniversary〜

LAPIS・JOKERにて登場した

JOKERのデビュー回から

はや5年が経ちました


それを記念した、オリジナルストーリーを

公開いたします!


彼らだけは一話投稿日ではありませんが、

デビュー日ほど大事な日はないですよね。

本編より、5年後のお話になります! 

どうぞお楽しみください!



澄み切った青空が、広がっている。

高い高いビルのテレビには、色々なアーティストの歌やコマーシャルが流れてゆく。


「あっ、今日でJOKER 5周年だって!」


「本当だ〜トレンドにもあがってる! 公式から発表あるかなぁ? 楽しみだね〜」


数人の女子高生が、テンション高めで話している。

彼女達が見つめていたのは、CDショップに貼ってあった『祝! JOKER 5th ANNIVERSARY』とかいてある広告で……


「ここまで大袈裟にされると、さすがに恥ずかしいよな」


サングラスをかけた彼が、やれやれと困ったように笑う。

そっと隣に並ぶと、オレは黙っていられずに声を荒げた。


「大げさなんかじゃないよ、朔也! 五周年だよ、五周年! これ夢じゃないよね? ちゃんと現実だよね!?」


「何回聞くんだよ、同じこと」


「だってさぁ! 人気者になったってだけで嬉しくて!」


興奮を収めきれないとばかりにはしゃぐオレに、彼ははいはい、と呆れたように返事をする。

オレ、朝倉瑠夏! 天王寺事務所に所属するアイドル・JOKERのリーダーです!

JOKERっていうのは、隣にいる朔也をはじめとした五人で結成されたアイドルグループだ。

バラエティや歌番組、数々の場所で活躍してきた。

メンバーのことも、仕事のあれこれも分からなかったのに……あれからもう五年が経つんだなぁ。

思い返せばこの五年、色々あったなぁ……


「調子乗ってるとこ悪いけど、君が一番仕事ないこと、もう少し自覚したら?」


「うげっ! その声は、迅ちゃん!?」


「人をお化けみたいに言わないでくれる?」


「お、お待たせ。瑠夏君、朔也君」


もはや誰かわからないかつらとサングラスの変装ながらも、聞き覚えのある声にビクビクしてしまう。

同じメンバーでもある迅ちゃんと要だ。

結成当初はまだ学生だった二人も、今となっては成人だ。

結成したての頃は迅ちゃんはかなぁりつんけんしてたし、要は要で怖がってばっかりで部屋から出てもきてくれなかっし……


「……何? ジロジロ見て」


「いやぁ、迅ちゃんも要も大きくなったなぁって思ってさぁ〜」


「る、瑠夏君、なんかお母さんみたいだよ?」


「あれから五年って思うとさぁ、色々あったなぁって感慨深くなるもんだよ〜」


「……おじさんになると昔を懐かしむって聞くけど、ほんとだったんだね」


「失敬な! オレまだ25だからおじさんじゃないもーんだ!」


要はルックスの高さから雑誌の専門モデルに、迅ちゃんはCMや色んな会社の宣伝に起用されることが多い。

そして朔也も司会で冠番組を持つほどだ。

ま、まあオレは? レギュラーもないし? バラエティーにたまぁによばれるくらいなんだけど……


「この後って、確かみんなで集まって記念日の配信するんだよね? 歩美君、まだかな?」


「まだかかるんじゃない? 現場、押してるみたいだし」


「はぁぁ〜朝イチから出てったのに、まだ仕事してるなんて。歩美はほんっと忙しいなぁ」


「あいつ、今一番ノリにのってるからな。逆に無理してないか、少し心配だよ」


そしてここにいないメンバーが、もう一人いる。

それが桜瀬伊吹として活動中の歩美だ。

彼は子役としてやっていたこともあり、男女共に認める美男っぷりと圧倒的な演技力でかなり高い人気を誇っている。

JOKERの中じゃ一番だって言われてる。

それだけ才能豊かだし、ライブ中も彼のファンは多い。

街中でも結構話題にされてるのをよく耳にするんだよねぇ〜♪


「……歩美君、JOKERやめないよね?」


要がぽつりと言った言葉に、思わず足を止める。

彼の言葉の意味がわからないのは一緒のようで、朔也が怪訝に顔を顰めた。


「どういうことだ? 要」


「お母さんが、他の会社の人と話してるのを聞いちゃったんだ……うちでソロデビューさせませんか、って……」


「あ、歩美がソロデビュー!?」


「それどころか、アイドルじゃなく俳優一本でやっていってほしいっていう人もいるらしいよ。会社側からのスカウトが多いみたいで、歩美がそういう話されてるの見たことがあるから」


迅ちゃんが思い出したようにいう。

歩美が、JOKERを抜ける……

そりゃあ五年も経てば、彼の才能が認められてもおかしくない。

でもわざわざJOKERを抜ける意味が、あるのだろうか。

歩美はオレ達とずっとやっていく仲間だって思っていたのに……


そもそもオレがここにいるのは、幼馴染だった歩美……そして迅ちゃんと一緒にアイドルをするためだ。

この先もずっと、その夢が続いていくと思っていたのにー……


「なんだお前ら、遅かったな」


ゆっくりと配信場になっている会社に辿り着くと、そこには腕を組んで佇んでいた一人の青年がいた。

歩美だ。

そばにはタクシーがとまっていたことから、現場からそのままきたことが伺える。

彼の姿を見た途端、オレは口を開いていてー……


「歩美……JOKER、やめないよね?」


気がついた時には、思っていたことをそのまま呟いてしまっていた。

迅ちゃんや朔也が何言ってるんだ、と怖い顔をオレに向けている。

ただ一人、要だけは震える手を抑えながら答えを待つように見守っていたけど。

オレも正直、怖い。

せっかくの記念日なのに、もしやめるなんて言われたらどうしようって……


「……何の話だ? 何の問題も起こしてないのに、やめる必要性あるか?」


へ????


「だ、だって歩美、この前他の会社の人と話して……あれってスカウトでしょ?!」


「あー、見てたのか。それ、とっくの昔に断ったけど」


「でっ、でもお母さんからソロデビューの話もされてて……!」


「それも断ってる。どんだけ盗み聞きしてんだよ、お前ら」


迅ちゃんや要の問いかけを、ことごとく否定していく。

当の本人は本当に何を言ってるんだか、という顔で、はぁっと深いため息をついてみせた。


「お前ら、揃いも揃って俺にやめてほしいのか? 確かに一人でやってた時期があったけど、お前らといる方が退屈しなくて済むだろ?」


「なんか……歩美、変わったな」


「どう意味だよ、朔也」


「じゃあ! 歩美、JOKERやめない!?!」


「ドームツアー決まったっていうのに、やめるかっつうの」


なぁぁんだ、よかったぁぁ〜〜

そうだよねぇ〜歩美がやめるわけ……

……ん? ちょっと待って? 今なんか聞きづてならない言葉が聞こえて……


「あ、歩美、今お前、なんて……」


「今日の配信の内容、聞いてなかったのか? ドームツアーが決まったそうだ。あと、五周年を記念した新曲も作るらしい。忙しくなるぞ、これから」


ど、どどどどドームツアー!!?

す、すげぇ! そんなことってある!?

今までコンサートは何度もやってきたけど、そんな大きなイベントをできるようになるなんて……


「やべぇ!!! オレ、めっちゃ興奮してきた!!!」


「さっきまでの消沈っぷりとは偉い違いだな、瑠夏」


「だってすごくね!? ドームだよ! ドーム!! 夢のまた夢だと思ってたのに!」


「確かにすごいけど、なんで歩美だけ内容知ってるの? 僕、何も知らされてなかったんだけど」


「はしゃぎ回ってすぐ広めそうな奴がいるじゃね?」


「で、でもすごいねっ。僕達、ちゃんとアイドルになれたんだね……!」


みんな、どこか顔が明るい。

もしかしたら1人かけていたかもしれないと思っていた分、喜びもひとしおだ。

このメンバーだから、この5人だから夢の場所に辿り着けた。

それがどんなに嬉しくて、幸せなことだろう……


「ファンの子もきっと喜んでくれるよ! だからオレ達も、最高で最っっ強のライブにしようぜ!!!」


憧れていた兄の背中を追い続けて、五年。

オレはオレの夢へ走ってゆく。

いつもそばにいる、この4人のメンバーと一緒に……


fin

連載時と比べ、たくさんのアイドルアニメや、

テレビのアイドルをみているたび、

こういうことも自ずとでてくるのかな、なんて

JOKERにおきかえて見ていました。

あえてネタにしましたが、この5人には、

いつまでもJOKERでいてほしいです。


next characters FIORI someone……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ