無くしたものを、この手で守るために feat.小谷真純
本日、17日はFIORI出演、
真純の誕生日です!
生徒会メンバーは今回初めてのお祝いです!
本邦初公開となる誕生日特別ストーリーを
是非お楽しみください!
おめでとう、真純!
「こ、小谷先輩! 結愛ちゃんがどこにいるか、知りませんか!? 買い出しに行ったっきり、寮に帰ってなくて……!」
あの日のことは、今でも鮮明に思い出す。
決して忘れてはならない、消してはならない
俺にとって、戒めの記憶。
「真純、君……………私……私……」
彼女の泣き顔を見た時、俺は何も守れなかったと悟った。
彼女自身のことも、彼女の笑顔も。
「お前がやったことは、彼女を守るためとはいえ決して許されることではない。本当は退学処分にしろと言われたが……小谷真純、貴様には1年の停学処分を下す。……これが、生徒会長として……いや、友人として俺ができる唯一の情けだ」
血まみれになった自分の傷よりも、
リアムの些細な優しさよりも、
彼女に大きな傷を犯してしまったことだけが
ずっと俺の心をふさいでいた。
「あ、あのね真純君……実は校則で、彼氏……になってくれる人ができたんだ……まだ少し、怖いけど……真純君と同じ、すごく優しい人……だよ」
初めてあいつが再び笑顔を見せた時、
ふさがった扉が開いたような気がしたー……
リアム『真純、お誕生日おめでとう。ちゃんと宅配便は届いたか?』
真純「ああ、一応。わざわざ当日に届かなくてもよかったのに、変なとこでマメだな」
学校に戻った頃には俺や、彼女の周りには
いつしか人が増えていた。
共通点こそはあまり見当たらないものの
包み込むように優しさがあって、暖かくて。
そいつらといると、俺まで緩和されそうなくらいで。
リアム『時差の都合で届くか不安だったのだが、無事にきていて安心したよ。ついでに海外で撮った写真もあるから、よかったらみてみてくれ』
真純「さりげなく海外の自慢するのと、どの写真にもいちいちお前が映り込んでるのどーにかしろよ」
リアム『今年は直接祝えなくて残念だ。一人だと寂しいんじゃないか? お前のことだから、誕生日ということすら忘れてそうだが』
泣いてばっかりだったあいつが、
奴等が一緒にいるようになってからは笑顔が増えた。
俺が守らなくても少しずつ、少しずつ強くなっている。
だから、俺は。
真純「…………いや、そうでもねぇぞ。今年はいろんな奴から、もらったからな」
彼女の笑顔を、こいつらの笑顔をそばで守れるように
もっと強くなりたい。
拳ではなく、違う方法で守れるようにー……
fin
next characters FIORI someone……




