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039 通信の魔道具

ハンバルングではとりあえず馬車を50台揃える、それに合わせて馬車用の馬も50頭購入する。

とは言えこれだけ大量だと1日では揃わない、ただ時間に余裕も有るので受け取りはどちらも10日後にした。


その後ウィンス村に向かった、そして村長宅に主だった者を集めてヨネ子から話をする。


「いよいよ国家建設の第一段階に入ります。約2週間後に護衛の騎士達が到着しますのでそれまでに第一陣となる村人3分の1を選定して開拓の準備を始めてください」


ヨネ子の当初の計画ではこれほど早く開拓を始めるはずでは無かった、未開地の開拓には土地の開拓以外にも家を建てる者や食料を調達する者、武器や農工具の手入れをする者など色々な技術を持った者が必要になるからだ。


通常は村単位だとそれらの技術を持った者が揃う事はない、農業や工業などそれぞれの村の特産品に特化して生産し、足りない物は商人から買ったり他所から人を雇って来たりして手に入れるからだ。

しかしウィンス村は兵士に監視され他所との交流を禁止されて孤立した村だった、なので必然的に村単独で存続できるよう色々な技術を持った者がいるようになる。

一応村で自給できない物は商人では無く兵士が調達はしていたが、それは狩猟のための新しい武器や塩のような最低限必要な物だけだったので開拓に必要な人材が足りない事はない。


なので当初は必要な技術を持った者を必要数スカウトした後集めて開拓開始としていたが、ウィンス村一つで開拓が可能となった事から予定を繰り上げたのだ。

その事はここに居る村の主だった者達にはスカウトの時に話していた、なのでこのヨネ子の指示には驚いたり質問したりする者は誰も居らず全員直ぐに準備に取り掛かった。


そして村の主だった者達が部屋を出ていくとそこには家主の村長とスクレが残っていた、ヨネ子はそのスクレに話し始める。


「スクレ、1番遠いところで情報を受け取るのに何日かかるの?」


「はい、今1番遠いのは西のベルトロン王国ですが、そこまで連絡員が往復するのには2ヶ月半ほどかかります」


「そう・・・・・遅すぎるわね。良いでしょう、これから連絡員が戻ったらそのまま待機させるとして全員揃うの何日くらいかかりそう?」


今のスクレを筆頭とする情報収集体制は、スクレを除く64名の内50名が各地の町で情報収集活動を行い14名がそれぞれ担当の諜報員を決めて情報を受け取りスクレの元に報告する体制になっている、その情報を持ち帰るのが連絡員と呼ばれる者達だ。


これは通常の諜報員が情報を持ち帰る方法より若干情報の伝達が遅くなる、通常なら情報を仕入れて直ぐに報告に戻れるからだがこの方法では連絡員が来るのを待たなければならない。

それでもこの体制にしたのは重要情報を仕入れた後にさらに情報があった場合通常の方法では見逃してしまう事になるからだ、さらに継続して観察が必要な案件などでは普通の場合ある程度結果が出るまで報告は出来ないがこの方法なら観察しながらの報告が出来る。

そのため一人の連絡員は10人ほどの諜報員を担当しており急を要する案件と判断した場合は即報告に戻る体制にしている。

この方法なら情報伝達の遅れはある程度カバー出来るし情報収集の漏れも少なくなる。


しかしヨネ子的にはそれではやはり遅すぎると感じた、これから開拓が終わればスクレの拠点は今回解放した土地になるが、そこはこの村からベルトロン王国までより遠い場所になる。

つまり拠点を移せばリシュリュー王国でさえ情報を受け取るのに2ヶ月以上かかることになる、国を起こした後にこれでは問題があるとヨネ子は考えた。


「そうですね、1番遠い連絡員が出てから1ヶ月と少し経っていますので1ヶ月から1ヶ月半だと思います」


「わかったわ、じゃあ帰った連絡員はそのまま待機させておいてちょうだい」


「わかりました」


その後ヨネ子達は一旦コルムステルに行き宿をとった、ウィンス村に宿屋は無いからだ。


宿に着くなりエレンが聞いて来た。


「マーガレットさん、通信の魔道具を作るんですか?」


「そうよ。私はとりあえず必要な魔法陣と機能を考えるから貴方達は明日まで好きにしていて良いわよ」


「わかりました、じゃあ街にでも出てみます」


ヨネ子の言葉を受けて、エレンは街に散策に出かけるようにした。


「ディーン、アーネスト、私達はハンターギルドの訓練場で模擬戦をしない?」


「なるほど、それは良い考えですな」

「私も異論はありません」


アスカとディーンとアーネストは自主的に訓練をする事にした、3人の師匠としてはその向上心の高さは褒めたくなる。


「それでは私も街に出て何か変わった食材が無いか探してみましょう」


ブレイザーもそう言って街に出た。


「エルはどうするの?」


1人残ったエルにヨネ子が聞いた。


「私はマーガレットを見ているわ。その方が面白そうですもの」


エルがここにいるのはヨネ子が何をするのか見てみたいからだ、なのでヨネ子のそばを離れるなど選択肢には無い。


「そう」


ヨネ子はそれだけ言うと紙と定規やコンパスを取り出して新しい魔法陣を考え出した。


通信の魔道具は他の魔道具と違い仕組みが特殊だ、普通の魔道具は魔法陣に欲しい機能のイメージを魔法陣として記録することで魔力を流せば使えるようになる。

現在ミランダが持っているセラフィムとの通信の魔道具はこの普通の魔道具と同じ作りだ、だがこれでは1対1の通信にしか使えない、無理に魔道具を増やしてもその全部と同時交信する事しか出来ないので利便性が悪い。


なのでヨネ子は通信に汎用性を持たせるためにドラゴンの鱗を使うようにした、ドラゴンのような強い魔物は素材になってもその魔力が篭っている、そしてその魔力は種族毎に違っている、この特徴を利用するのだ。


具体的にはドラゴンの魔力を魔法陣で10種類の(電波で言うところの)波長に分ける、この魔法陣を4つ作りその組み合わせで特定の魔道具同士の通信を可能とする。

この波長にそれぞれ0から9までの番号を割り振れば0000〜9999の10000個の魔道具で相互に通信が出来るようになる。


通信は魔力を流しながら相手の番号と「ON・OFF」スイッチを押せば相手の魔道具が震えるように設定する、基本は諜報員用なので不用意に音を出す訳にはいかないからだ。


呼ばれた方は「ON・OFF」スイッチを押せば通信が開始されるようにする、もちろん通信が終われば「ON・OFF」スイッチを押すようにするが、慣れるまでは忘れる事も考えられるので会話が無く一定時間経過すれば自動で待機状態に戻るようにしておく必要もある。


魔道具の作りはスマホのように外装と基板に分ける、その外装はスマホのような形で表面には0〜9までの数字と「ON・OFF」ボタンだけにする。

中の基板には波長を変えるための魔法陣4つと、固有番号を記録する魔法陣と「ON・OFF」の魔法陣と押された数字に対応して波長変更の魔法陣を操作する魔法陣を1枚の鱗の裏表に刻む。


最後に、常に魔道具を待機状態にしておくためには魔力が必要となるが、上位の魔法使いでもなければそんなに魔力は持たない、なので魔石を電池のように使うようにした。


これで仕様は出来上がったが上手くいくかどうかはまだわからない、なので一応実物を作ってみる事にした。


そしてこの手の加工と言えば行くところは決まっている、ヨネ子はエルと2人だけでボレアースへと向かった。


「お邪魔するわよ」


「おうまた来たのか?今度は何だ?」


相変わらずヨネ子は店を通さず工房に直接行く、そしてグレンデルもそれを当然のように歓迎してくれる。


「今度は魔道具を作って欲しいんだけど何処か紹介してくれない?」


グレンデルは考えた、わざわざここまで来て制作を依頼する魔道具だ、しかも依頼者はヨネ子、普通の魔道具なはずは無い、なので付いて行く事にした。


「良いぜ、じゃあ俺が直接連れて行ってやるよ。こっちだ」


グレンデルはヨネ子とエルを連れ工房から出て行った、そして約10分ほど歩いて着いたのは「ブラキオ商会」と言う名の魔道具屋だ。

ここでもグレンデルに連れられているからか店には入らず直接工房に行く。


「おいブラ、客を連れて来たぜ」


グレンデルは工房主と思われる男に声をかけた、名前は商会名通りブラキオだがグレンデルは親しい間柄なのだろう短縮してブラと呼んでいる。


「何だグレン、お前がここに来るなんて珍しいじゃ無えか」


ブラキオもグレンデルのことをグレンと短縮して呼んでいる。


「ああ、今日は特別な客だからな。最優先で頼むぜ」


「特別だと?お前がそこまで言うって事はよほど重要な事なんだろうな。良いだろう、で、こっちの嬢ちゃん達が客って事でいいのか?」


「そうよ、私はマーガレット。こっちはエル。貴方に至急作って欲しい魔道具があって来たのよ」


「わかった。それで何を作って欲しいんだ?」


「これよ」


ヨネ子はハンバルングの宿で書いた設計図を出してブラキオに渡した。


「何だこれは?初めて見る物だな・・ん?何?こりゃ作れねえ、うちにはドラゴンの鱗なんて有りゃしねえよ」


流石に設計図を見て作れない事は無いかと思ったが、素材がドラゴンの鱗となっていた事で諦めた。


「それならここにあるから心配しなくても良いわ」


ヨネ子はそう言うと収納からドラゴンの鱗10枚を出してブラキオに渡した。


「なっ?これは・・・初めて見るがこの形、それにこの魔力、確かにドラゴンの鱗のようだな・・・良いだろう、これで作ってみよう」


「じゃあとりあえず3つ作ってもらえる?」


3つなのは確認のためだ、1つでは当然通信は出来ない、2つでは通信の確認は出来るが混線しないかどうかの確認が出来ないからだ。


「わかった、ちょっと待ってな」


ちょっととは言っても加工の難しいドラゴンの素材で初めての魔道具だ、それなりに時間はかかる、なのでヨネ子達は一旦工房を出てグレンデルも一緒に昼食をとる。


「さっきのあれは何だ?えらく複雑な魔法陣が書いてあったようだが」


グレンデルは気になったので聞いてみた、それが知りたくて忙しい中ヨネ子達を連れて来たのだから仕方ない。


「あれは通信の魔道具よ。遠くに離れていても直接話が出来るようにする物なの」


「何?遠くの者と話が出来るだと?そんな事が出来るのか?」


「出来るようにするために作ってるのよ」


これにはエルが答えた。


「違え無え。そんなスゲー物を作ってるとはな・・・秘密にしねえって事はまた何か考えてるのか?」


「そうよ。完成したら欲しくない?」


グレンデルは鍛治の実力だけでなく頭も良い、なので相手がヨネ子という事もあり直ぐにまた何か交渉するつもりだと気が付いた。


「確かに欲しいな、あれが出来れば氷河人の7つの町で直ぐに連絡が取り合える」


グレンデルは他にもいろいろと用途を思い浮かべた、しかしそれ以上言わない、ヨネ子とエル相手では言う必要が無いからだ。


「では完成した後に話しましょう」


「そうだな、そもそも出来なきゃ話にならねえ」


その後は喫茶店のような店に場所を移してヨネ子達の元に来る鍛治師の事について話をしてからブラキオ商会に戻った。


工房に入るとブラキオはまだ制作中だった、なので応接室で待つ事約1時間、やっとブラキオが完成した魔道具を持って来た。


「またせたな、ちと苦戦したが設計図通りに出来ているはずだ、確認してくれ」


ヨネ子はさっそく出来立ての魔道具を手に取って確認する、出来に問題は無い。

次に固有番号を記録する魔法陣に0000の波長を登録した、そして残りの2つにも0001と0002の波長を登録した。


そして0001をエルに渡して0000を操作する、しかし通信は出来なかった、逆やもう一つの魔道具でも試したが結果はやはり出来ない。


ヨネ子はその場で魔力を流しながら魔法陣や動作の検証をしていく、そこから導き出された結論はドラゴンの鱗の魔力が強すぎるので魔法陣の発動を阻害しているようだった。


これを解消するには魔法陣そのものを魔力の影響を受けない強い物にすれば良い、具体的には鱗に刻まれた魔法陣の溝に魔力伝導率の高い物質を流し込んでやれば良い、そうすれば他の魔力の影響を受けない強い魔法陣が出来上がる。


「わかったわ、この刻んでいる魔法陣の溝にミスリルか何か魔力伝導率の高い物質を流し込めば良いはずよ」


「ミスリルって言ってもなー。あれは俺たちドワーフの技術でも加工出来るくらい柔らかくするのが限界でな、こんな小さな溝に流し込めるほどドロドロには溶けないんだよ」


グレンデルが答えた、通信の魔道具が完成しなかった事で少し気を落としている。


「別に合金でも良いのよ」


「無理だな、合金にしたところでミスリルの部分だけは完全には溶け無えからな」


「貴方意外に頭が固かったのね。ミスリルは溶かす必要は無いわよ、粉末状にして鉄でも銅でも使ってつなぎ合わせれば良いのよ」


「ミスリルを粉末状?それこそ無理な話だぜ」


「仕方ないわね、1度貴方の工房に戻りましょう。ブラキオさん料金はいくら?」


「ああ、そうだな・・・材料費が無くて工賃だけなんで3個で3万ダグマで良いぞ」


「じゃあこれで」


ヨネ子はそう言うとブラキオに料金を払ってグレンデルと共にグレンデルの工房に戻った、しかし今日はもう時間も遅くなったので翌日また来る事にしてこの日はハンバルングの宿に戻った。


翌日、ヨネ子はエルとエレンも連れてグレンデル工業にやって来た。


「おう、待ってたぜ。それでどうやってミスリルを粉にするんだ?」


グレンデルにそう言われたのでヨネ子は昨日のうちに用意していた設計図を見せた。

そこにはオリハルコンで作ったローラーのような回転体が書いてある、それを足踏み式の道具で回すようになっている、陶芸のロクロの回転方向を変えたような物と思えば良い。

そのオリハルコンには表面に小さな凹凸が付いている、このオリハルコン製のローラーを回転させてミスリルを削っていく。

要するに目の細かいヤスリで木を擦るような感覚でミスリルを削るのだ、オリハルコンはこの世界で唯一ミスリルより硬い金属なのでそれが出来る。


「なっ?こんな事が出来るのか?いや、そうか、確かにこれなら・・・」


グレンデルは設計図をジックリみた後、何も言わずにオリハルコンのローラー製作に取り掛かった。


待つ事1時間、大して難しい技術は必要としない物なので直ぐに出来上がった。

そしてローラーの下に粉末を受け止めるためのシートを広めに設置するとミスリルを削り始める。


正確に言うなら大量の火花がシート目掛けて飛んで行く、その大量の火花がミスリルの粉になるのだ、かなりの高温でも溶けないミスリルの性質上それらが熱でくっ付くと言う事が無いからこその方法だ。


「こんな方法を思いつくなんてな、お前さんくらいだな」


ミスリルの粉末を1キロほども作った後グレンデルがヨネ子に言った。


「これくらい必要があれば貴方でも思いついたはずよ」


「だったら良いがな。それよりこれを銅で繋げて昨日の魔法陣の溝に流し込めば良いんだろう」


「そうよ、出来る?」


「ここまでお膳立てされて出来ませんなんて言えねえだろ」


グレンデルはそう言うと前日作った魔道具の溝にミスリル入りの溶けた銅を器用に流し込んでいった。

そして3つの魔道具に銅を流し終わると、冷えるまで少し待ってから実験を開始した。


今度は成功だ、魔道具は3つとも正常に作動した、ただこれで完成では無い。

実験はヨネ子、エル、エレンの3人でしたのだ、この3人は魔力が高い上に短時間だから使えたが誰もが普通に使えるようになるには魔石を魔動石に加工して魔道具に嵌め込まなければならない。

魔動石とはその名の通り()道具を()かす()の事だ。


なので再びグレンデルを伴ってブラキオ商会に向かった。


「おいブラ、今度は魔石だ。魔動石に加工してくれ」


「良いぞ、それで、どれを加工するんだ」


「これよ」


ヨネ子はそう言いながら3等級、4等級、5等級の魔石を一つづつ出した。


「わかった」


ブラキオはそれを受け取ると直ぐに作業にかかった、そしてものの2・30分ほどで加工して来た。

それをそれぞれの魔道具に嵌めて、今度はグレンデルとブラキオに使わせてみる。


もちろん成功だ、これで通信の魔道具は出来上がった、後は魔動石1個でどれくらい長持ちするか調べるだけだ。


しかしそれは簡単に終わる、この世界は魔動石を普通に使っている、なので現代の電池残量を測るテスターのような魔道具も開発されているのだ。


それを使って各魔動石の魔力残量を測る、その後1時間ほど使ってから再び魔動石の魔力残量を測った。


結果、3等級なら10時間、4等級なら1日半、5等級なら5日程使える事がわかった。

ただしこれは連続使用時間なので普通に使えば3等級の魔石で作る魔動石でも1週間は優に使えるだろう。

ただし運用を考えれば4等級以上の魔石を使うべきだろうが、Aランク以上の魔物の魔石となるので数を確保するのが難しくなる。


そこでヨネ子は2等級、3等級の魔石のマナの純度を上げてみる事にした、そのためにヨネ子は魔石から魔素を取り出す魔法陣を作り魔道具に仕上げた。


さっそく2種類の魔石から魔素を抜いて行くと、ものの数分でどちらも完全な透明の魔石になった。

ただし透明になったのは赤いマナが圧縮された結果なので当然その魔石の大きさは小さくなる。


その結果2等級の魔石は小さくなりすぎて使えなかった、しかし3等級の魔石は十分な大きさを保っていたので再び魔動石に加工してもらい実験した。


すると今度は10日くらい使える検査結果が出た、なのでこれからは3等級の魔石の魔素を抜いて魔動石に加工して使う事にした。


「ようやく出来上がったな」


グレンデルがヨネ子に話しかける。


「貴方達の技術のおかげよ」


「それで、ここからが交渉なんだよな」


「ええそうよ」


「マーガレットさん、交渉って?」


エレンが聞いて来た、何も聞いていなかったので疑問に思ったのだ。


「それはこれからわかるわ。で、どこで話す?」


「それならうちの応接室を使え、こっちだ」


ブラキオがそう言って全員を応接室に案内した。


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