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独身女と毒死男

作者: 井上達也
掲載日:2015/05/18

今日は、コーラを飲もうと決めた。

昨日は、サイダーを飲んだから、今日はコーラである。

オレンジにも惹かれたは事実である。ウーロンは論外である。個人的には、苦味より甘みだ。それも人工的な甘味料でギッチギチに加工されたものを所望したい。


結婚は、二番目に好きな人とするのがいいって、会社の先輩が自慢げに話していた。

「あたしはー一番好きなたーくんとけっこんしちゃったからぁー、もう、ほんとさいあくでぇー。たーくんのあんなとこやこんなところ知りたくなかったもん。ハナクソなんてたべんなってーの」


軽い自慢なのか、それとも私への人生のご教示か。

リアクションに悩んだ結果、わたしは愛想笑いをして切り抜けたことを思い出していた。


先輩と分かれた私の前に一人の男が現れた。

その男の手には、黒い液体の入ったペットボトルが収まっていた。

紛れもなく、それは、コーラである。


繁華街のど真ん中で、彼はそれを飲み干し、そして、コンクリートの上に倒れた。


彼は言った。


「ハナ…クッソ……」


悲鳴が、繁華街に響き渡る中、一人の人間の影が人ごみの中に消えていった。


ハナ先輩でないこと祈り、私は、警察に連絡している人を横目にそそくさとさっていった。



今日は、オレンジかな。やっぱり。





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