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Ⅱ 夜明け云々
あかつきの
人の我が世の 果て先の
空々し闇を 一人ただ裂く
夜が明けた
冷えた空気は有無を言わせず口を通過し、
流れる生気は紅く染まって四肢に渡る
朝の産声音速を越えて到り、
寝ぼけた世界を侵食する様はまるで闇のようだ
めくるめく日常に挟み込まれた夜という名の不連続面は、
闇でありながら癒しの調べ
光と闇が雑ざるヒトトキ。
朝ぼらけに霞む昨日を惑わせ、
寄る年波を欺き、
だからこそ新たな希望の闇を胸に抱き。
また光に満ちて今日を生きる
冒頭に有名な和歌をパロってみました
著作権とか、大丈夫だよね……?
柿本人麻呂のすごさがよくわかる出来(笑)になりましたとさ