表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/19

XVI CON→IN:VENTION

なんでだ


世界はなぜこうも青白い




そもそも世界に色があるのかすら疑わしい


それを論じることさえ馬鹿らしい


世界を例えば二分しよう


色がある世界と、


色がない世界とに。




ではそれ以外の世界は存在するか


この世界は少なくとも三次元だから、


ベン図の上の事象は役に立たない。




ベン図の裏に、色があるかもしれない世界が。


ベン図の表に、色がないかもしれない世界が。


すなわち、


地面に投げられた僕の影が、


天空に描かれた僕の視線が、


とりあえずの地球という事象と表裏を為すように。




すべては立体……否、


概観することすら叶わない、高次な存在で。




僕らの小さな手は所詮、三次元だから……否、


三次元としか捉えていないから。


どうしたら軸を得られるか?


目を瞑って、


手を握りしめて、


空気を吸い込んで、


耳を澄ませて、


世界の味を噛み締めて




そうしてやっと、見知るすべてが崇高には足らないことに至る。


だからいつも、


発明は斯くも難しい


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ