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紫人〜白書〜  作者: 牛乳ラブ
3/9

二話

赤と黄色と緑。カラフルな色が夜空に浮かんでいる。



フラつく足取りで、ぼんやりと空を見上げていると、ビルの屋上に何かが漂っているのが見えた。



白いフワフワとしたモノが、宙に浮かんでいる。


宙に浮かぶ。漂っている。飛んでいる。


空を飛ぶ。懐かしいな。ずっと小さい頃、そんな事を思っていたっけ。


そら…ソラ…空か。飛んでみたいなぁ、一度くらい。



そう思って、ビルの屋上へと向かう。




ーーーーーーー酷く、純粋な気持ちだった。

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