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恋愛時計  作者: 夢呂
【1】九遠香子
2/15

2、

受付嬢の彼女、久住(くずみ)夏名(かな)さんは呑んでも笑顔が変わらない、清純華麗な子だった。内巻きな肩までの髪が、可愛らしさを強調している。

お酒はカクテル系で、そのグラスを持つ指先はピンクのジェルネイルがキラキラしてる。


ネイルはしないし、いつもパンツスタイル、おまけにショートボブな髪型の私とは、見た目も正反対な女子力の塊だ。


九遠(くおん)香子(きょうこ)さんとこうしてご一緒できるなんて、感激です」


一緒にいるだけで癒される。

本当に、昔宮くんグッジョブ。


「ちょっと。それは大袈裟だよ。昔宮くん、彼女に一体なにを吹き込んでるの?」

「吹き込んだだなんて、やだなぁ九遠先輩!デキる先輩にいつも助けてもらってるエピーソードしか僕持ってないですよ」

「昔宮くんからだけじゃなくて社内でも有名ですよ、女で初の営業部二課、しかも主任ですよ。このあいだも社内優秀者で表彰されてましたよね?」


ニコニコして話す昔宮くんと、彼女。

うん、円満で何よりだ。


「あれはたまたま他に候補者がなくて話題性だけで選ばれたのよ」


焼酎を片手にそう言う私に、昔宮くんの彼女がふわりと笑う。


「九遠さんて、とても謙虚な方なんですね」


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