旧ヴィレウス作戦
どうもみなさんおはこんばんにちは!マクミランです!今日は人物紹介のついでに感染者の紹介もしちゃいますね!
忍田正臣
身長ー183センチ
体重ー68キロ
職業ー陸海空軍全軍総帥
良介や咲神たちの上司に当たり陸海空軍全軍総帥という凄い肩書きをもった人物。用紙はワール○○リガーの○田さんが元になっているため瓜二つ。基本的には指揮官として良介のチームや他の軍を後方で支援している。良介の父親と顔馴染みのようだが詳しいことは不明。柔軟かつ冷静に事を見分け、判断することが出来るため彼が直接指揮するチームは必ずに近い確率で生還している。
感染者編
『ウォーカー』
人を見かけたらゆっくりと歩きだし人に噛みつくモンスター。噛みついた時に歯の先にウィルスを流し込むことで感染者を増やしている。だが爪や引っ掻き傷でウィルスに感染することはない。基本的には一番見かけるタイプで一番数が多い。本能で非感染者を見つけ出し襲ってくる。足は非常におそいが群れとなりひとたび囲まれるとまず逃げ場はない。
「君たちはゴースト部隊をしってるかい?」
「!。あ、はい。聞いたことはあります」
「わ、わたしも」
ゴースト部隊・・・500匹の感染者を6人で潰した精鋭中の精鋭部隊か。でもなんでこの部隊が出てくるんだ?いや、正確には5人か
手すりに手をかけていた総帥だがやがて手すりにゆっくりと背を向け肘を手すりに掛けた。
「今から話すことは決して他言してはいけないよ。わかったね?」
「「はーい」」
夕日の光に反応してカラスがそこらじゅうで鳴いている。近くにいるわけでもないのにとてもうるさく感じた。灯はじぃっと忍田さんのことを見ている。
「私は・・・元ゴースト部隊に所属していた」
「「!?」」
まじか!?ゴースト部隊に所属していたなんて・・・ん?まてよ今は活動してないってことか?
妹は俺と同様驚きを隠せないでいた。その目にはとてもキラキラしたなにかが写っているような・・・
「ふわぁ~~!!すごー!!!」
「お、おい灯!!」
灯はその場でテンションが高くなってしまい顔を手で押さえた。照れを隠しているのか?
「別に構わないよ。私はそういう堅苦しいのは苦手でね」
へぇ~。あなた厳格のある人なのにそういうの苦手なんだ~。忍田さんは頭を掻いていた。そして俺と灯の方に顔を向けて話を続けていた。
「そして君のお父さん、椎名宗次さんは私と同じゴースト部隊に所属していた。」
「「え?」」
衝撃的事実。
「うそぉ!お父さんもゴースト部隊にいたんだぁ~♪!」
「すげぇな・・・」
灯はピョンピョン飛びはねながらとてもテンションが上がっている。そして俺も驚きを隠せないでいるようだった。
「君のお父さん、椎名宗次さんと私は五年前、大規模侵入の時に真っ先に出動した兵士だった。」
夕日の光が暗い闇に変化しつつあるなか、忍田さんは俺たちの方を見つめていた。
俺と灯は黙ったままその場に立ちすくしていた。そのまま日がくれるのを待つかのように。
五年前
18時52分
感染者大規模侵入
忍田正臣
ゴースト部隊
物語は丁度五年前から始まる。まだ私の一人称が俺だったころ。俺達はゴースト分隊は人民の救助、感染者の殺戮に当たっていた。巨大なネメシスに壁を一撃で破壊され思うように防御システムは起動しなかった。今は丁度ヘリコプターの中に俺と宗次さんは乗っていてその他に陸軍の兵士が三人乗っている。
《もうすぐ到着地点です!付近では陸軍小隊が兵を展開していますがどこまでもつか分かりません!》
パイロットが付近の情報を俺たちに正確に伝えてくれたおかげでなにが起きているのかやや分かってきた。どうやらもう少しさきで部隊が感染者によって足止めされているようだ。
「おし!じゃあお前ら!銃の最終調整に移れ!弱点は不明だがこ60口径の弾でバラバラにしてやれ!」
この部隊の隊長を務める宗次さんから全員に指示が掛かる。この新製品のm4カービンはかなり大きめの口径の装備を可能にして一発撃てば足は吹き飛ぶほど威力が高い。
『了解!!』
全員が調整を終え、宗次さんの指示をすわったまま待っていた。
その時ヘリコプターが斜めに傾き辺りに目をやると町の方角に大きな煙が立ち上っていた。もう既に夜だからか直ぐわかった。
《現在、篠村小隊がBMWと交戦中です!そのまま降下して殲滅を開始して下さい!》
「わかった!忍田!行くぞ!」
「了解!」
「他の奴らも俺たちと同じゴースト部隊になったつもりで行け!」
《降下30秒前!アルファチームよりHQ!ゴースト部隊が到着!》
たった今通信を行った相手はHQといい作戦を指揮している本部、または司令部につながっている。
《HQよりアルファチーム。ここの場所はミュータントがスペードエースに複数接近している。ただちにバジャー戦車隊を向かわせる。五分で到着予定。HQアウト》
ミュータント達がスペードエースに接近してきているのか・・・奴らは銃弾が通らないうえにとても怪力だ。くそ・・・
《降下30秒前!!!》
ヘリがスペードエースという地点に到着し、全員がロープをフックに引っかけヘリの右翼と左翼に体をのりだした。
下には陸軍の車が炎上し建物の影に隠れて兵士が新型銃を的確に発砲していた。感染者の被弾した部位は吹き飛び歩行を不可能にしていた。
3
2
1
《降下!!!》
パイロットの指示と同時に軽くジャンプと同時に一斉にロープをシュっと素早く降りた。
宗次は降り立つと素早くロープを外しm4カービンをゾンビの足に向けて引き金を引き撃ち抜く。
俺もすぐに降り立ちゾンビの両足を撃ち抜いて吹き飛ばした。宗次は俺に振り向き
「よし!辺りの周辺を確保して早いとこ夕飯にありつくぞ!」
「ふっ、宗次さんあなたはなんでそんな気楽なんでしょうか」
「当たり前だ!息子と娘がまってるんだからな!」
そんなことで元気なのか・・・俺は妻も息子、娘も居ないから分からないな。 残りの兵士達も降り立ち発砲し出した。
「あぶない!!」
兵士が叫んだ瞬間5メートルもあるトレーラーが横向きに飛んできて俺と宗次さん以外の大半の兵士が吹き飛ばされ無惨な姿になった。
「くそ!ミュータントか!!」
視線の先には炎に包まれ雄叫びを挙げている五メートルもある巨大な巨人がいた。目からは血をながし左手には既に死んでいるであろう兵士が握られていた。
「ふ~ん。いいね。まだ骨のあるやつらが残ってたようだな」
M4カービンをミュータントに向けセミオートに切り替え、再び銃を撃つ。弾丸はミュータントの肩に三発直撃し腕を再起不能にさせていた。
「あいつらだけは・・・・息子と娘だけは絶対に死なせない!」
19時00
自宅
椎名良介
12歳
自宅。ここで親父に待機しているようにいわれ、二階の部屋に鍵をかけているように言われ妹と一緒に隠れていた。
この時の妹は朝に乗用車に撥ね飛ばされ両足の骨にヒビが入り車椅子に乗っていた。
今の俺達はとても仲が悪くすれ違う度に妹に罵られていた。
「はあ・・なんでこんなことに巻き込まれなきゃいけないのよ。それにこんなクソな野郎と」
「ははは。我慢しなきゃだよ?かわいい妹よ」
「は?うるさい死ねよ」
相変わらず口の悪い妹だな。でも俺は妹の事は嫌いじゃないんだな~。むしろ好きだけど?
「もう・・・うちの置いていってあんただけでも逃げれば?こんなクソ妹から離れられて良い気分になるでしょ」
その言葉に俺は頭の中に何かが弾けた。
この場合相手を殴るか首をつかむか何かするが俺の場合は怒りではなかった。
妹の目には涙が浮かんでいた。
「っ・・・・」
俺はその瞬間、妹の方に歩き動けない妹の体に手を回しそのまま抱き寄せていた。
「な・・・なにを」
「お前は俺のたった一人の妹だ。お前が俺のことどんなに嫌っていようが、俺は大好きだ。お前を絶対に見捨てたりしない。さあ一緒に外に出よう」
そのまま白いドアの鍵を外し再び妹を無理やり背中に乗せた。そのまま抵抗するのかと思ったら素直に乗ってきた。
「うぐぐぐぐ!」
「・・・・」
妹は黙ったままだった。階段をゆっくり降りていく。まだ成長してない足に負担がかかりガクガクしてきた。
ドアを出て階段を降りる度に足が痛む。時々転びそうになるが必死に我慢した。
階段を降りきるとそこからは長い廊下が広がっていた。
後・・・すこし!!
息を切らしながらやっとの想いで外へと続くドアに手を掛けた。
塞がってる両手のうち右手を無理やりドアノブにかけ勢いよく回し開けた。
「!!?」
開けた瞬間光のようなものが俺たちを包んだ。そう・・・これはヘリコプターのライトだった。
辺りはすっかり殲滅され死体が一列に並んでおり、装甲車や陸軍兵士がたくさんいてどれが父さんだか見分けがつかなかった。
「ねえ・・・・」
「・・・ん?」
「ありがとう。お兄ちゃん・・」
「いいってことよ。お兄ちゃんは絶対に見捨てないよ」
「うん。今までごめんなさい」
俺と灯は兵士に導かれるようにして救急車に乗せられこの場所をさった。
仲のいい兄弟にこんな秘密が!
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