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世界の鍵

どうも皆さんおはこんばんにちわ!マクミランです!最近寝不足です。なにか改善できませんかね~。



春島冬木



身長ー176cm


体重ー72キロ


職業ー学生



良介の友人で同級生。二年A組。 容姿は黒髪を眼に掛からないところまで伸ばし、邪魔にならない程度に髪を短くしている。もみ上げは極力短い。顔はそこそこイケメンで爽やかな雰囲気が似合う少年に仕上がっている。詰襟の学生服をピシッと着て、愛用の腕時計をしている。剣道のエースになるほどの実力者で二段を持っている。基本文武両道で誰にたいしても優しい。

両親ともに健在しており、父親は、剣道範士八段、全日本剣道連盟会長を勤めている。母親も武道経験者であり薙刀、居合五段をさずかる。

ここはいつもの保健室。この場にはいつものメンバーがたむろしている。ベッドの方に愛梨と灯、もうひとつのベッドに冬木、そして俺は椅子に腰かけていた。




「いろいろ災難だったな」

「ほんどだぜ~。ヘリから落っこちて腰痛めるなんて」

「アタシは落ちてもへっちゃらだけどな!」

「しぇんぱあい・・離して・・」




愛梨はきつく灯を抱き締めていた。愛梨は笑ってるが当の本人はちょいとばかり苦しそう。なんたって愛梨は胸は豊潤じゃあないからな。




「今、アタシの胸みてぜってぇ貧乳だなとか思ったろ」

「思ってません(^3^)」

「仕方ねーだろ!胸に栄養いかないんだから!」

「でも先輩の胸もフカフカしてました!」




また愛梨が灯に抱きつく。確かにフカフカしてそうだが俺はあいにく愛梨の胸には興味ない。冬木もふふと笑っていた。




「しぇんぱあい苦しいです」

「離さないぞ~!」

「二人はホントに仲がいいね」

「しぇんぱあい凄く好きですよお」




確かに灯は愛梨に凄くなついている。それも初めて冬木達を家に招いたときに気が合うことから愛梨のことをお姉ちゃんのように慕っている。一緒に出掛けたりわざわざ朝のジョギングに付き合ってくれるほどだ。




「良介と冬木はどうなんだ?」

「ぼくたちかい?」




まあ確かに冬木と仲は結構いいよな?帰るときはいつもゲーセンだし~。と冬木は俺の方をチラッとみてから一回だけうなずき




「仲はいいほうだと思うよ」

「ああ。いつもゲーセンいくしな」

「ね。銃撃戦のゲームとかいつもランキング僕たち一位だしね」




今説明しているゲームは相手に当てるだけでなく部位でポイントが付くゲームで狙撃や救出作戦でどれだけ無傷でいられるかで点が決まる。




だよな?っていう表情を送ると冬木はうんうんと頷いていた。




愛梨は相変わらず灯を抱き締めたままである。さすがに慣れたのかいごごちのいいハムスターのような顔をしている。




ちなみに体勢は愛梨があぐらをかいてそこに灯を座らせ抱き締めている。




「そういえば今日は学園祭だよね?」

「あ!忘れてた!!」

「お兄ちゃん!一緒にいこ!?」

「灯ちゃんはアタシと!!」

「すまん!!灯!すでに誘われている!」





「「「は?」」」




しばらくの沈黙。





『えええぇぇ!!!!』



しばらくの沈黙かあったあとみんなが驚愕の表情でこっちをみてきた。なに!?わるいの!!?



一番驚いた表情をしていたのは冬木たった。




「りょー!僕は君を信じてたのに!信じてたのに!!裏切ったね!!」

「うううううう裏切ってねぇよ!」

「裏切ったよ!僕は君とまわりたかったのに!」




冬木君の猛烈かつ大胆な大人の事情を炸裂させてくれたが俺から一ついっておく。冬木はホモではない。冬木はこういうキャラなのだ。




冬木は座っていたベッドから立ち上がり保健室から勢いよく出ていってしまった。愛梨と灯は俺の方を見てふふふw とニヤリとして笑っていた。




「まさか冬木から告白たあ気持ち悪いことこの上ないなあ」

「男にも愛されるお兄ちゃん、さすが」

「やめてくれ!心が痛む!」




保健室で皆で少しの間笑っていた。








15時00


学校広場





俺と愛梨と灯は今学校の中央広場という場所にいる。この壁の中は一つしか高校がなくとても人が多い。いろいろな出店が立ち並びこの日だけ生徒たちは私服を許可される。そしてなんといっても校長が日本人ではないということ。




『みなさああん!ちゅうもーく!』





早速校長の声が聞こえてきたよ。校長つったらそそうがどーの見た目がどーの言うクソハゲジジイだがこの高校の校長は全然ちがう。





俺たちの視線の先には白い髪の毛をロングに伸ばし左右の目の横に長いショッカクを生やしたような背の高い男性が立っていた。

ネ◯まのク◯トさんと瓜二つです。その人は壇上にゆっくり登りマイクで


『今日は鈴森高校始まって以来10年目の鈴森学園祭です!皆さま!どうか楽しんでください!!』



おおおお!!!という生徒のこだまする大きい声。この校長はとても生徒の間で人気が高い。そうこの学園祭は10年目だ。




「じゃ、そろそろ待ち合わせだからじゃあな」

「ええ!お兄ちゃん!私とまわろうよぉ!妹のこと好きでしょ?」

「おう!大好きだ!」

「ううぅ~(〃ω〃)」

「へんなカミングアウトいらねぇんだよ!!とっとといっちまえ!!」




何故か愛梨が怒っていた。おれはへいへいと返し二人に手を振りながらその場を後にした。




「お兄ちゃん。とうとう彼女かな?」

「わかんねえなあ~。あいつに彼女なんて出来んのか?結構へんな性格してるからなあ」

「そうだったらやだな・・・」

「だ、だいじょぶだよ!灯ちゃん!あいつは妹が一番好きなんだから!」






17時10分

学校の裏側




俺は灯たちと別れたあと一人黙々とゆっくり草むらをあるっていた。冬木は大丈夫かなあ。一人はさみしいからなあ。学校の裏に続く角を曲がるとそこには一人の女子がいた。




「おそいよ」

「こんなとこに誘ったお前が悪いんじゃない?」

「ふふふ。冗談だよ。ささ回ろ?」

「ああ。そうだな」




この制服の良く似合う女子高生は如月鈴香(きさらぎれいか)俺の幼なじみだ。こいつとは保育園からの付き合いでよく風呂に入ったもんだw




「二人きりになるのはいつぶりかなあー?」

「ん?んーわからんなあ」




他愛もない会話をしながら出店のほうにゆっくりと向かっていく。まだ夕方。夕日が木を照らし影を作って良い景色を作り出していた。




「りょーくんは特殊総務に入ったんでしょ?大変じゃない?」

「まあな。人に殴られたり殴られたり殴られたり」

「殴られてしかないじゃん。」

「冗談だよ。それなりにやってるしみんないいやつだしな」




そう言うと鈴香がうつむいてしまった。なぜだ?




「ごめん・・・私が守ってあげてれば」




なんだその事か。その事とは昔のいざこざのことだ。




「気にしてないからさ。いこ?」

「・・・昔の口調だあ」




おっと今のは二人きりになったときや心から信用してるやつに対してだけきくやつだからな?



草むらを抜けたその先にはずらりと出店が一列に立ち並んでいた。たこ焼き屋に焼きそば。射的、ジャガバター、さまざまだった。



「壁が作られてない時もこんなにぎやかだったのかなあ」

「みんなそんなこというな。壁が作られる前の話は年寄りにしかわかんねぇよ」

「その頃に生まれてみたい気もするけどね」




たんたんと話し続ける鈴香。その顔はとても遠い目をしていた。昔はどんな生活なんだろう。ゾンビがいなくて壁がなくてどうな気持ちだったんだろう




「ねね!これ買いたい!」

「はあ!?俺が買うの!??」




鈴香がたこ焼きを指差しピョンピョン跳ねた。あ~、仕方ないか・・・


店に近づくと恐らく後輩であろう男女二人がいた。これは部活ごとに店が別れていてそれぞれが経営している。先生たちも屋台を出しているんだぞ。


男「いらっしゃいませー!」

女「ようこそ!たこ焼き屋へ!」



男女の仲の良さそうな雰囲気を持った二人が元気よく挨拶をしてきた。たこ焼きは既に焼いている最中だったがすぐ食べられそうな上体だった。




「わかったよ。金ないからちょっとだけだよ」

「イェーイ!さすがもつは幼なじみだね!!」




こいつはなにいってるんだ?日本の言葉は今一理解できないなあ。さっきまで静かだったくせに。100円でたこ焼きを買って渡してやるとすぐさまつまようじで刺し、ん!と俺に向けてきた。




「ははは。サンキューな」

「どういたしまして~」



そのままそのたこ焼きを口の中に運んで口の中に放り込む。ん~!旨い!!!中で凝縮されていた旨味が最高!!



「旨いか?」

「うん!ちょー旨い!」



笑顔で答える鈴香。その顔はとても懐かしい感じがした。もう夕日が暮れてきて辺りを月日が照らす真っ黒な暗闇をつくりつつあった。そしてまた鈴香が射的を指差し俺の方を見た。



「ねね!次はあれ!」

「しょうがねぇなあ~」



俺がそういうと鈴香はさりげなく手を繋いできた。女の子らしいとても柔らかい手のひらで餅を掴んでいるようだった。



「おいおい、これはさすがに・・・」

「いいじゃん。二人のデートだしw」


ニコニコと笑う鈴香。その手は何故か冷たいような気がしたが気のせいなのだろうか。俺はそのまま鈴香に手を引っ張られ射的の方に歩いていく。



辺りを暗闇が包んでいたが屋台や街灯に照らされて不思議とあまり暗くなっているとは感じなかった。何故だ?




制服姿の二人は人混みの中にゆっくりと姿を消していきそして見えなくなっていった。





そんな楽しい学園祭の1日目が始まった中、それらを見つめる二人の者達がいた。





職員室。ここには当たり前に教師がいるのだがちょっと少し違うらしい。ここにはほとんど政府、元諜報員、元FBI、元陸海空軍そういう各国の主要人達がここに集結している。



今いるのは二人でどちらも男性。真っ黒なスーツを着ており職員用のデスクに腰かけている。



「カードキーは手に入りました。お受け取りください。」



スーツの男がもう一人の男にカードキーを手渡した。これは咲神や良介たちが命をかけて取りに行ったミサイルカードキーである。



「ご苦労。これで戦況は少しだが変わるな。」

「はい。あ、それとこれを」



男の部下らしき人物が機械じみているスーツケースを手渡した。



「あなた方が望んだ″世界の鍵″です。NEOから奪ってきたかいがありましたよ」

「ああ。」



ピッピッと男がスーツケースにコードを入力すると機械じみているケースの頑丈な鉄格子が解除されていく。スーツケースがゆっくりと開くなかそこには透明な薄いカードのようなものの中に何かの胎児が埋められていた。




「これが・・・世界の鍵。そう、人類の繁栄に必要な鍵だ。」

「これでいいですよね?しばらくは自由にさせてもらいます」



「わかった。新人類育成計画・・・開始だ」


















どうでしたか?なんですかね世界の鍵って。


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