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救われぬ魂の解放

どうもみなさん!おはこんばんにちは!

マクミランです!今回ははやく最新したくて1日で完了しました!いろいろおかしいとこありますが勘弁してください!

今回の紹介はこの人!!



時坂愛梨


身長ー168cm


体重ー59キロ


年齢17歳



良介の友人。役割はボケ時々ツッコミ。一人称はアタシ。

容姿は黒みがかった髪を肩口で切った髪型に、前髪の右側をわけているヘアピンが特徴的。セーラータイプの制服をきっちり着ている。

可愛らしい顔立ちでモテそうだが、男らしい口調のせいで色々損している。

鈴森高校の生徒。二年A組。

天才的な運動神経の持ち主で、体を使うことに関しては神がかっている。

両親を五年前の事件で亡くしておりその記憶が薄れていくことに悲しみを感じている。

口調からがさつな印象があるが、意外としっかりしていて、家事全般が出来る。性格は若干威圧的だが優しさを持っている。趣味はスポーツと漫画観賞。

主人公の集団のボケ要員&ムードメーカー。噂によると好きな人がいるとかいないとか?

「あなたは・・・?」




そこには少女がいた。髪を長く肩まで伸ばし花柄のワンピースを着こなしており、とてもかわいらしい顔立ちをしている。




「俺は良介。君は?」




少女はモジモジして下を向いてしまった。だがすぐにこちらにゆっくりと顔をむけた。




「私は白石真子この館に一人ですんでるの」

「一人で!?」

「うん」




Oh.....一人でとはさすがだぜ。でもこんな広い館を一人で?何故かふと疑問に思うだけで何も思わなかった。




「手かしてあげよっか?」

「いや大丈夫だ。一人でたてるよ」




痛い....けど立てないほどではなかった。膝がガクガクしている。いてててて。どうやらm4カービンはヘリから落ちた時に落として来たようだ。残ってるのはm92fだけか。




「あなたってどこかの軍?」

「違うよ。俺は部活をしてるんだ」

「部活でそんな服をきるの?」

「そうだよ!」



わからなくもないが、壁の外に今まで住んでてなにもわからないのに高校生がこんな装備してたら怖いもんな。



痛む手を床についてゆっくりと立ち上がる。



「へぇ~」

「君はなんでここに?なんで壁の中にいかないんだ?」

「・・・・」




白石はまた黙りこんでしまった。なんなんだ?言えない理由があるのか?




「こっちよ」




声に招かれて木製の廊下を歩く。そこは古いためか歩く度にギシギシ音をたてていた。戦争時代にあるカンテラににてる明かりだった。それが天井に一メートル間隔で配置されていた。




彼女に招かれてたどり着いたのは巨大なホールだった。五メートルもある長いテーブルにそこにはあらかじめ来るのがわかっていたかのように食べ物が2つ。





「さあ、食べて?」

「お、おう」




見た目の割には妙にお姉さん染みてるな・・・。あ~やべぇよ。沈黙だよ。




白石は夕御飯ーステーキと皿に盛られた白い飯を黙々とその小さい口に運んでいた。

あれこれ考えても仕方ない。俺も食うか。







「ふぅ~食った食った!」

「ふふっ見事な食べっぷりよ」




今までお堅い表情だった白石から笑いの笑みがこぼれた。以外に可愛い。おかげで飯三杯いってしまったぜ~。なにがおかけでなんだ??




「今日は泊まってっていいわ」

「マジか。ありがとな」

「無線が通信できないのも多分ここは山奥だからよ」

「そうだな」




冬木とかに通信するのは明日にしようか。すると白石は立ち上がってゆっくりと出口まで歩くと振り向きちょいちょいと手招きをした。




「なんだろ・・」




コツコツと床を歩く音だけがこだましている。ホールのドアをでるとすぐ左のドアを開ける。そこにはベッド、洗面所、台所、トイレ全てが完備している 。やべぇ。





「今日はここで寝ていいよ。お風呂は突き当たりの右よ。」

「お!サンキュー!」

「ふふっ。明日にはここをでれるわ。他のとこも好きに使っていいよ」





そう言うと白石は笑みをそっとかえしゆっくりと扉から出ていった。





「ふぅ~。なんなんだろあの子。俺が来るのを解っていたかのように」

「ま!ナニコレかんがえても仕方ない!!風呂いくか!!」





やべ!叫んでると感染者がよってくるわ~。防弾ベストを脱ぎ、ベルトに付いてるハンドガンホルスターを外し、部屋をでた。今の服装はジーパンにウスハダのTシャツだ。




「しっかし古い建物だなあ」




突き当たりを右だな?よし。右右っと~。




そこには男湯と手書きで書いてあった。ぶら下がってる布を通り抜け更衣室まで足を運んだ。色々脱ぎ捨ていわゆるFURUTIN状態になる。




「おっ!以外とひれぇ!」





辺りは湯気であんまり見えなかったがなんかおかしいような・・・?




「あら、いらっしゃい」




は?




まさかの・・・まさか?やばい何もわからない!思考が停止しかけてる!!なになにどういうこと!???一人の少女が風呂はいってる・・?





「うあああぁぁあああぁぁぁぁぁ!!」

「落ち着きなさい!!!!」

「はい・・・」




あっさり丸め込まれてしまった。うう、無理だよぉ。初めて女子と風呂だよぉ。緊張スルーよぉ。




「入浴の時間帯間違えました」

「間違ってないわ。来るとわかってたし」




なに?この女まさかあえて風呂に来てたのか?とんだビッチ




「死にたいの・・・?」

「すいません」




そく土下座。みんな端からみれば変態にしか見えないな。




「失礼しまーす」

「はーい」




ゆっくりと湯船に浸かる。は~いい湯だね。




「あのー、」

「もうほとんど洗ったから心配ないよ」




さすが!読心術できるやつは違う!!でも今日はシャワーで済まそうっと。




「お前ってさあー」

「ん?」




濡れた髪をかき分けながらこっちを見てくる。みないで!恥ずかしい!




「いつからこんな生活なの?」

「・・・五年前に両親が亡くなってからよ」

「ごめん・・・」

「きにしてないわ」




なにかとんでもないことを聞いてしまった。ごめん白石さん。



「さき上がるね」

「おう。」

「私のみたい?」

「みるか!!」



ヒタヒタと裸足で床を歩きながら出ていった。俺もシャワーを浴びてから温泉を後にした。












PM08時00




何もする事がないのでただただベッドに横たわり暇を潰していた。もう一度通信を図るがザーーーーーーとノイズ音が走るだけで何も起こらなかった。





「だめかー」




雑音とノイズしか入らないやはり山奥なのだからか?




するとコンコンとドアをノックする音が聞こえた。




「良介。ちょっといい?」

「おう。どした?」





ベッドから起き上がり白石の方に顔を向ける。




「写真を探してほしいの」

「写真?わかった」




こっちよと部屋を出て導かれて言ったのは先ほどのホールであった。そして長テーブルのしたから出したのはとてもデカイ段ボール箱だった。やばい。とてつもなくでかい!




「こんなかから?」

「ええ」




ええ!?この写真の束から見つけるの!?やめてよー!1000枚くらいあるよ!?おれ帰りたいよぉ!おれが頭の中が壊れそうになるなか白石は黙々と一枚一枚確認していた。




「どんな写真探してるんだ?」

「二人きりで写ってる写真よ。この中で一枚しかないから探してれば分かるわ」




なるほど!それなら簡単だ。なんか急に働く意欲が湧いてきた!!




「うおおおぉぉぉおおおお!!!」

「クスッ元気ね。そんなあなたが昔から・・・」




白石は最後にそっと付け加えた。そんなか弱く小さな声が俺に聞こえるはずもなかった。白石も気を取り直して黙々と写真を探してる。





一時間後





「見つけた!!」

「ほんと?」




俺が手にした写真には桜の木と噴水そしてベンチ、青空を背景に白石と俺と同じくらいの男性が写っていた。顔の方はかすれて見えない。




「ありがとね」

「いやー!どうってことは!」




クスッと笑う白石に何故かとても懐かしい感じがした。すると白石は立ち上がって振り向き様にウィンクをしてその場をゆっくりと立ち去った。




「よっぽど嬉しかったのかねぇ」




俺もやることも終わったのでその場を後にした。もちろん片付けたからね。




立ち上がり当たりを見回す。凄く静かで落ち着くな。外はすでに真っ暗でコオロギの鳴き声が聞こえる。それにしてもなんでこんなに明るいのにゾンビがよってこないのだろう?





「もう寝るか。眠いしな~」




あくびをしながらゆっくりと自室へ向かった。身体が軽くなっている。なおってきてるなおってきとるな。




「よいしょっと」




ギィとドアを開けるとベッドの枕元にさっきの写真と手紙がおいであった。手紙というといい感じがしないなあ。




ベッドに横たわりピラっと手紙を開く。




写真みつけてくれてありがと。


それは記念にもっていってくれると嬉しいわ。



朝は早いから早く寝なさい。



白石真子





「くれるのか?ていうか探した意味あったの?」




じゃあお言葉に甘えてねますか!

電球からぶら下がってるヒモみたいなスイッチを下にカチンと引っ張り明かりを消す。




夜になっているだけあってコオロギが凄くないていて気持ちいい。窓もちょうどよく空いていて風が通ってくる。はー、気持ちいー!




俺はそのまま眠りについてしまった。
















Am06時00





辺りはすっかり日が立ち上ぼり朝日が森を照らす。窓からまぶしい光が射し込んでいた。そして右手になにか柔らかい感触があった。・・・・。現在俺は布団を首まで覆っている状態であり何で柔らかいのか全く分からない。何なんだろうと少し強く触った。




「・・・・・んっ」

「え?」



なんらかの女性の静かに漏れる吐息。まさか、俺のさわっている部位は・・・胸!!?




直ぐ様布団を剥いでみたらそこにはアルマジロのようにくるまった白石がいた。え!?なんでおるの!

なにがなんだか訳が分からず頭のなかで試行錯誤していたら白石が起きてしまった。



「ふわぁ。あ、おはよう良介」

「おはようじゃない!なんでいるんだ!」



そうだ!その理由を問いたださなければ!


「なんで?って気分よ」



椎名良介。撃沈。なにも言い返せない。




「出発でしょ?おきて」

「わかったから急かすな!てか降りろ!」

「・・・うるさい男は嫌われるわよ」

「余計なお世話!!」




すぐに支度を整えた。つってもハンドガンくれぇしかないから支度もくそもないが。ハンドガンのセフティのかけ忘れは?ないな。92fのセフティをチェックするがかけ忘れはないようだ。


予備マガジンはー大丈夫だ。ホルスターも壊れてない。落とすとまずいからな。銃をベルトのホルスターに入れ、無線もいつでも繋がるようにした。




忘れ物は特にないと思う。だって、m92f、ホルスター、予備マガジン、これくらいしかないから。




ゆっくりとベッドから降りてまだ眠気も覚めないまま辺りを見回した。なにもないな。よし。最終チェックが終わり部屋を出た瞬間



「っ!?」




部屋を出た瞬間すごい地震に見回れる。俺達は身動きがとれないほどそれこそこんな弱い建物などあっという間に倒壊しそうなほどだった。あまりの揺れに俺と白石は膝をついてしまう。




くそ!なんでこんな時に!地震!?早く脱出しないと!




「行こう!ここは崩れる!!」

「・・・ええ!」




白石に手をさしのべ起き上がらせた後俺と白石は走り出した。出口は白石に走りながら押してえて貰っていた。




「そこの突き当たりを右よ!」

「わかった!右だな!」




白石の指示にしたがって右に曲がる。白石はすでにハアハアと息を切らしていた。白石のいった通りそこには五メートルもある巨大な扉があった。意を決して走り出し扉の前でまでくる。



だがすぐ目の前で白石が「きゃ!」と小さな悲鳴を上げ転んでしまう。




「大丈夫か!?」

「え、ええ。・・・あなただけで逃げてちょうだい」



そこで白石からとんでもない台詞が発せられる。逃げろだあ!??ふざけんなよ!なんで、いまになって!





「ムリだ!今さら置いていくなんてできるか!」

「なんでよ!?もう時間がない!ここでぐずぐずしてたら二人とも死ぬのがおちよ!?」

「うるせぇ!!死にかかって助けてくれてその上飯とか寝床まで用意してもらって助けてくれた恩人を見殺しにした俺を!明日の俺は笑うだろうぜ!!」

「!?」




その言葉にビックリしたのかそれともほかの何かの感情が湧いたのか、小さなこえで「バカね」と呟く。決心した白石は再び立ち上がった。もう崩れる。この館を支えているであろう柱の欠片が俺たちの近くでカランカランと音をたて落ちてゆく。




「いくわよ」

「わかってらあ!!」




バン!と 扉を出た瞬間、無線が入った。どうやら冬木たちだ。俺たちは館を出て深い草村を走り続けていた。館がどんどん遠ざか森の木と重なってり見えなくなってゆく。




『大丈夫か!?良!』

「大丈夫だ!待ってろよ!!」





辺りに感染者はいないようだ。

まわりは木と草で包まれていて辺りの様子を知ることができない。俺は息を切らしながら全速力で走った。




「いまどこだ!」

『良の10mくらい前!!』


すぐそこにはブラックホークというヘリコプターの前でみんながいた。



辺りは明るくなっていた。落ちてしまった場所は以外に近くすぐ近く、目の前に冬木、咲神、愛梨、灯たちがいた。俺達はみんなのいるところに急いでいた。


あれ・・・俺達?



いや、俺はずっと一人だったはずだが・・・・?




でもだれか・・・だれかと一緒にいたような?




思い出せない・・・




心になにかつっかえているようなもどかしさはあったが不思議と悪い気分ではなかった。




俺は走る速度を少し弱め手を振りながらみんなのいるヘリコプターへと急いだ。







ありがとう・・・


あなたが一緒に連れ出してくれたから私はこの場所から出ることができた。





もし・・・私のことを忘れないでいてくれたら




私の記憶を・・・



名前を見つけてほしいわね。




良介。あなたにはずっと覚えていて貰いたいから。





じゃあね・・・良介。




私が唯一愛した・・・最愛の人よ







どうでした?いろいろごめんなさい!


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