特殊総務科
こんにちは!マクミランです!!
今日は主人公を紹介します!
椎名良介
体重 53キロ
身長 172センチ
職業 学生(2年生)
年 17歳
主人公。ゲームやアニメをよく見るがオタクではない。家族構成は義理の父親と妹。
私立鈴森高校の生徒。2年A組。容姿は凛々しい顔立ちに栗色の髪を目にかからない程度に伸ばしている。Yシャツと制服をいい感じに気崩している。
両親は母親が15年前に他界、父は5年前に行方不明となり親の友達に育ててもらっている。 小学校のときは明るく、クラスの人気者的存在。しかし中学校のときに何かあったのか、今はあまり目立たない存在。
過去の事柄をあまり話そうとせず、少々ひねくれた性格はそのことからきていると思われる。
趣味はゲームやアニメ、そして妹をからかうこと。
妹に呼ばれてるといわれ俺と愛莉と、冬木は真っ先に集まるようにと言われた特殊総務部の部室に行った。
おっといい忘れていた!俺達特殊総務部は三年生14人、二年生10人の計24人の部活だ。そしてこれに入部すると昼休み後は警備に移ることになる。つまり授業をさぼれるのだ!!だが感染者を調査したりとかしなければいけないのでビビったりもする。
特殊部隊とか軍隊も人がほとんどいなくてこまっているらしいからな。
俺達は息を切らしながら校舎の裏にある特殊総務部の部室にたどり着いた。
特殊総務部は最近できたものでもないから結構ボロいぞ。
四方コンクリートの壁に囲まれた壁に指紋認証の入り口。屋上が設置してありそこから特殊総務の部員が武装して見張っている。
無駄にこの学校はセキュリティなどがしっかりしていて指紋認識や網膜スキャンなどがしっかりと完備されていた。
中には白いまっすぐな道と左右に防弾ベスト、防具。その後に銃器
、弾薬がある。
突き当たりの部屋に入るととても広い部屋に入った。
そこには既に装備万端の男がたっていた。アサルトライフルを装備しており防弾ベスト、両足の膝には特殊部隊お約束の防具をつけ右足にはハンドガン装備してある。
「遅いぞ」
「わりぃ」
「「ごめん」」
「こんにちわぁw」
灯に優しく挨拶を返すこのイケメンは咲神迅。
勉強は上の上。昔から俺と中がよく、妹の面倒を頼むと快く引き受けてくれたり、遊びに行ったりゲーセンしたりといろんなことをしている。
「置いていこうかとおもったぜ」
まだ気づいていないかたに 説明しよう。今現在日本は感染者にあるれていてそれを東京ドーム50個分の壁で覆って遮断した。そして俺達は感染者の動きとかなんちゃらをヘリコプターやら監視カメラやら壁の上やらで見張る必要があるのだ。
「一人でなにいってんの?気持ち悪い」
愛莉の厳しいコメント。思い返してみると恥ずかすぃ~。愛梨は人を蔑む目でこちらをにらみつけていた。冬木もちょっと気持ち悪がってそっぽを向いた。
15時30分
壁の上、迎撃ミサイル付近
東京
椎名良介
壁の上。そこにいくまでの道のりは門の入り口からエレベーターで登った。
その所から見渡せる空は最高だった。空には雲ひとつなく風が優しく俺達を包んでいた。
涼しい風、暖かい日差し。この世界がゾンビで溢れ帰っているなんて信じられないくらいだった。
「昔はこんなの普通に見れてたんだよね」
冬木の寂しそうな一言。それに愛莉と妹は空を見上げていた。
昔の人たちはどんな生活を送っていたんだろう?どんな気分で毎日を過ごしていたんだろう。今の俺たちみたいに毎日が恐怖なんてものは絶対にないはずだった。
「下みないのか?」
「「みたくない!!」」
妹と愛莉の大きな声が山びこみたいにこだました。
実質したを見たくない理由はよくわかる。それは壁の外は日本人であったであろう元住人(感染者)で埋め尽くされていた。その数は壁の外は真っ黒なほど。
おそらく感染者の血が変色して黒く見せているのだろう。
感染者の声が本の少しだか聞こえる。いや、ほんとかすかだが。
「アタシらここを二時間も見張るのかよ~」
「仕方ないだろ?ここを志願した時点でわかってたはずだろ」
確かにここには二時間もいたくない。それは恐怖とか感染者とかじゃなくて
暇なのよ
ここからは五人で笑い話やらなんやらの話で盛り上がった。愛莉が漏らした話とか(笑)咲神のビジュアルDQNの話とか。
咲神の秘密?とか。
この日は少し話をしていたらすぐに夕日が俺達を照らしていた。その夕日の輝きに俺達は手で顔を覆ってしまう。
「この日がいつまでも続けばいいのにね。お兄ちゃん」
「そうだな。ていうかこの日が続いたら困るんだけどな」
「そのためにはアタシらが絶対日本を取り返すんだ」
愛莉が手をグーにして全員に差し出してきた。その手はとても強い意志が宿っているように思えた。
強く握られたその拳は手を赤くしていた。
そして少しの時間がたってから
「当たり前だろ?」
「当然だね」
「バカなこというな。当たり前だ」
「先輩なにいってるんですか!」
全員が拳を出しあってそのままコツンと当てた。
愛莉はエヘヘと鼻を指でさすった。
「じゃ、そろそろ戻ろうか」
「そうだな」
17時00分
帰り道
椎名良介、椎名灯
俺達の家へとつづく帰り道。俺は灯と一緒に帰っていた。
空は夕日とともにオレンジに包まれヒグラシがないている。程よい風が二人の髪を揺らしていた。夏なのに全く暑くないんだが。
「ねえ、お兄ちゃん?」
「ん?」
「聞きたいことがあるんだけど」
妹が優しく話しかけてきた。聞きたいこと?ってなんだろう。
「52年前はみんなどんな暮らししてたんだろうね」
「52年前・・・って壁が作られる前か?」
「うん」
「さあな~。今の壁の中みたいにみんな平穏に暮らしてたんじゃないか?父さんなら知ってると思うが」
じゃあ、お父さんに聞いてみよ~とスキップしながら言う妹は途中で転倒しそうになる。周りをよく見なさいと注意すると(*^-^*)へなんて照れてしまっている。見てられないわ~
家に着くと真っ先に妹がただいまぁと大きな声でご挨拶した。俺らの家は支給されたどこにでも?ではないな。よくコマーシャルで出ている家だ。(想像はご自分で)
「おけぇり~」
「ただいま」
「ただいま♪お父さん!」
「おいっ、そんな抱きつくなよ」
我が家。今目の前に立っているおっさんは俺の義理の父親だ。ま、両親はいないから引き取ってくれた?というのが妥当かな?
でも俺も妹も二歳の時に両親は他界していてずっとこの人に育てられていたからこの人が父さんでも過言ではない。
「腹減ったろう?今日は・・・」
「「今日は??」」
もしかしてこれはもしかしてなくてもこれは?みんなも思い付くだろう?
豪華な夕食か?
妹も俺と同じ考えをしていたようだ。目が光ってるもん。
「出前だ」
「「しね!」」
俺と妹の容赦ない罵倒。 基本的に親父はボケ担当だからな。こんな父親もいいと思う。妹は親父にキィー!とびついた。だがひらりとかわされ反対に妹は親父に追いかけられているが....あいつなにしてるんだ。
就寝前
PM10時30分
リビング
椎名良介
今日は寝る前に親父が昔話を聞かせてくれるというので妹とそろって聞くことにした。外からは虫の音がしている。夜になり静かになったから余計にうるさく感じる。
リビングに呼ばれた俺たちはテーブルの椅子にすわって父さんが来るのを待つ。
しばらくすると親父がビールの缶をもって台所から出てきた。ゆっくりと座り缶の蓋を開ける。
「今日はお前たちに昔話をしてやろう」
「20年前の話だ・・・・」
どうでしたか?ご意見ご感想お待ちしております!!