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第53話 対雷獣作戦

非常に遅くなってしまい申し訳ありません。色々と忙しかったりパソコンが使えなかったりでかけませんでした。すいません


「今日集まってもらったのは他でもない」


 俺の招集に応えてくれた人々を見回す。俺の人徳のお陰で声を掛けた全員が来てくれた。


「こないだ三人でモンスター図鑑を手に入れたのは記憶に新しいと思う」


 集まったのは神前とジュラの二人。最近ではおなじみになったメンバーを前にして俺は心地いい高揚感に包まれていた。それは緊張からくるものだった。これからやることを考えれば緊張の一つや二つするというものだ。


「図鑑の中に俺が探していたモンスターがいたのでそいつを狩に行きたい。そしてそれを二人には手伝ってもらいたい」


 二人の返答を聞くために喋るのをやめる。神前とジュラは顔を見合わせるとまず神前のほうから聞いてきた。


「手伝うのはやぶさかじゃないけど・・・その報酬は今回集まったのとは別にもらっていいよね」


「もちろんだ」


 神前にはうまい物を食わせてやると言ってここに呼んだ。人徳?それもあるに決まってる。


「それは一体どんなモンスターなんですか?」


 ジュラがジュラらしい質問をしてくる。これから戦うモンスターのことなら気になるだろう。それも俺が三人で狩りたいと言ったほどの敵だ。気にならない筈がない。


「モンスターの名前は雷獣。相当厄介なモンスターだ。特徴として全身に雷を纏っている・・・というより全身が雷で出来てるて言ったほうが的確かもしれない」


「全身が雷?雷って言うとあれですか?偶に空から落ちてくる」


 ジュラが不思議そうに聞いてくる。


「ああそうだ。神の怒りだとか空き地の裏に住んでる盆栽好きのオッサンだとか色々言われているやつだ。あれが意思をもったのが雷獣というと分かりやすい」


 この世界は科学が進歩していない。だから雷の正体はまだ分かっていない。まあ電気自体を使っていない世界だからきっとわからないだろう。そんな世界だから当然雷魔法なんてものは存在しない。


「雷が意思を持つ・・・ですか」


「触ると感電死するから気をつけろ」


 そこでまた神前が質問してくる。


「その雷獣っていうのが雷で出来ているのはわかったよ。だけどそんな奴どうやって倒すのさ?やっぱり魔法?雷獣の攻撃方法は?雷で攻撃してくるとしてそれをかわすか防ぐことはできるの?それとこれ最初から気になってたんだけどそもそもどういう理由で倒すの?」


「分かった分かった。全部順序だてて話すよ。だから落ち着け」


 両手を前に出して言う。


「まず一つ目の質問。お前が言うとおり雷獣には魔法が効く。というより魔法しか効かない。絶対に武器ででもなんでも触れるな。防御も攻撃も魔法を使ってくれ。二つ目の質問。雷獣の攻撃方法。これは当然雷だ。雷獣は雷を魔法のようにして使う。上から落とすこともあれば球状にして打ってくることもある。雷ブレスみたいにもしてくるかもな。あとは雷獣は基本トラの姿をしているらしい。だから体を使った攻撃もしてくるだろう。そして最後の質問それは俺が考える最強の攻撃魔法は雷魔法だからだ。そして雷での攻撃ができるのは雷獣だけ」


 一気に喋ったので息切れがする。


「最強の攻撃魔法?」


「ああ。まず雷魔法は見てからじゃ避けれない。絶対にだ。光と同じ速度とは言わないがそれでも人の反応速度は大きく超えている。それに殺傷能力も高いし電流の強さを調整すれば敵を簡単に行動不能にできる。」


 ジュラが電流という言葉に疑問符を浮かべているが俺も詳しくはわからないので無視をする。


「まあ忍者も必殺技に使ってるくらいだしね」


 地球の記憶がある神前にはわかりやすかったらしい。


「他に質問は?」


「僕の報酬は雷獣を倒したあとに自分で決めてもいい?」


「別にいいけどあんまり無茶なのは承諾できないぞ」


「わかってるよ」


「他に質問がないようなので今回の集まりは終了。詳しいことは追って説明するから解散な」


 第一回雷獣攻略会議はこうして終わった。

長くなりそうだったので分割しました


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