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第34話 魔王の誕生

今回はとても重要な話です。


「おめでとう!!君は運がいいことに転生できるよ!!」


「転生?ってことは僕は死んだのか?」


「そうだよ。」


転生かそれもいいかもしれない。あの何も変わらない日常には嫌気が指していたのだ。


「まあ、ある理由があって死んでもらったんだけどね」


「ある理由?その理由のために僕は死んだのか。でっどんな理由?」


「んー?それはね・・・・僕が暇だったから!!僕はこれでも神様だからね。何千年も生きているとおもしろいことがそんなにないんだよ」


「・・・それだけのために僕を殺したの?」


「うんそうだよ。怒った?」


「・・・いや怒らないよ。わからないでもないしね」


「変わってるね君は。まあそんな君だから本当の理由を話したんだけどね」


「僕だから話した?じゃあ僕の他にも転生した人はいるのか?」


「うんいるよ。まあその人たちが死んだのは僕が殺したからじゃないから。僕が殺した人が何人いるかは・・・内緒の方向で。」


「それで・・・何か特典的なものは貰えるの?」


「勿論!!何がいい?」


「逆にどんなものなら駄目なんだ?」


「うーんと。目安として知覚超加速はいいけど時間停止は駄目。あ、でも僕があげた能力を創意工夫して時間停止をできるようになるのは別にいいよ。簡単に言うと最初から最強の能力は駄目。何故なら見てる僕がつまらないから」


この神とか名乗っている奴はどうやらおもしろものが見たいらしい。それなら、


「さっき転生って言ったけど姿形はそのまま僕を異世界に飛ばすことは出来る?」


「できるよ」


「転生する世界ってどんなの?」


「エルフも獣人も魔族もいる定番の世界だよ。僕のお気に入りの世界なんだよね」


「それならさ、僕を魔王としてその世界に転移させてくれないか?」


「魔王として?」


「ああ。特典としては魔人としての優秀な能力に僕が言う魔法を一つつけてくれ」


「魔王か・・・まあ特典のほうは君が言う魔法にもよるけどいいよ。でも君が魔王になっておもしろいかな?」


「まだ話は終わってないから聞け。それでなこれはお前が決めた人物でいいんだけど一人俺とは対極な人間を作ってほしい」


「対極?」


「そう。魔王の対極つまり・・・勇者だよ」


「勇者か・・・」


自称神の顔が興味をそそられた顔になる。


「ああ。そいつに勇者だと伝えるかどうかはお前が決めていいが・・・いずれ僕とそいつは殺しあうだろう。まあそこらへんはうまく僕が仕向けるよ。」


「それは・・・実におもしろそうだ。やっぱり君を選んで正解だったよ。それと魔王にするって言ったけどどんな感じで魔王にするかは・・・」


「最初から魔王で頼む。成り上がりも面白そうだが・・・少し面倒くさい。」


「わかった。まあ細かいことは転移したあとで伝えるよ。それと最後に質問いいかな」


「なに?」


「なんでそこまで乗り気なの?」


すると彼は無邪気に笑いながらどこか人を惹きつける笑顔で言った。


「だって面白そうじゃん」







場所と日時は変わって


リレスがダスタとの試合に負けてしばらく。他の学年の試合も全て終わり武大の前日。事件は起こった。



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