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第32話 準決勝その後

最近は短編をいくつか投稿していてこちらがおろそかになっていました。

今回はリハビリな感じなので短いです。短編のほうもお願いします。

こんこん


「入るぞ」


返事を待たずに部屋に入る。するとそこにいたのは怪我を服をはだけさせて治療してもらっていたリレス・・・


は残念ながらいなかった。リレスは治癒魔術で怪我を治してもらっていた。当然服の上からである。初めて治癒魔術の存在が憎くなった。


「あんまり無茶するなよな。火魔法で止血なんかして痕が残ったらどうする。嫁の貰いてがなくなっちまうぞ」


冗談でそう言うと、


「ん。そのときはエドに貰ってもらう。」


真顔で言われたので咄嗟に


「この国って一夫多妻認めてたっけ?」


などと返してしまった。


「浮気はだめ」


「なら俺以外にも貰い手がいるようにあんまり怪我はしないようにな」


奇跡的に話を繋げられた。


一応止血したところを見せてもらう。どうやら治療室のおばさんは腕がいいようで痕は残っていなかった。


「そういやまだ言ってなかったな。準決勝おめでとう。」


「ん。ありがとう。」


「いつの間にあんな芸当が出来るようになったんだ?」


俺が教えた対人戦はもっと初歩的なものだ。


「・・・秘密。教えてくれた人に言うなって言われた」


「そういわれると余計気になるんだが。まあいいか。ところでこの後どうする?」


「この後?」


「ああ。セナの試合を見るか、早めの昼食をとるかだな。」


「両方」


「両方?じゃあセナの試合見た後昼食か」


「ん。そうする。」


「体は大丈夫か?まだ試合の時間になら余裕があるから大変なら待ってるけど」


「・・・大丈夫。だけど連れていってほしい」


・・・それは大丈夫とは言わないと思うんだが。まあリレスもそれだけ次の対戦相手が気になるんだろう。


「わかったよ。ほら」


そう言ってリレスに背中を見せる。お姫様抱っこをするには俺のリア充力が足りないのだ。


「ん」


その声とともに背中が重くなる。いや別にリレスが重いってわけじゃないよ。むしろ軽いよ。


「お尻は触らないで」


「・・・分かった」


仕方なくお尻を手で支えるのではなくリレスのお尻の下で手を繋ぐ。


「そう言えばイルとジュラは?」


「ジュラがなんかイルに話があるって言って。俺は来るなだって。」


「・・・そう」


観客席に近づくにつれて人が多くなってきた。すると当然俺たちの姿を見る人も増えるわけで。ということはつまり・・・


「そろそろ降りてくれると嬉しいんだけど」


「やだ」


くそ!!これが噂の羞恥プレイというやつなのか!?これに俺が耐えられないのはリア充力が足りないからか?


心底ジュラの《認識不可レコンゼロ》を羨ましく思いながら席にもどる。すると何故かまだ席にはセナがいた。


「お前まだいたのかよ」


「僕が席を取っとかない取られちゃうじゃん」


セナはそう言ったあと俺を見て少々眉をしかめた。


「なんでエドはリレスを背負っているんだい?」


おっとやめてくれ。男の嫉妬は見苦しいぜ。


「まだ体調は優れないけど、お前とダスタの試合は見たいそうだ。」


「そうなんだ。じゃあ応援よろしくー」


セナはそう言うと物凄い自然にウインクをしやがった。・・・こいつならさっきの羞恥プレイにも耐えられそうだな。


「ならさっさと行けよ」


「はいはい。じゃあね」


そう言うとセナはすぐに人ごみの中に紛れていった。


十分後


「始め!!」


全ての試合の開始の合図をしていてよく声が枯れないなと最早尊敬の念を抱きながら試合は始まった。





結果から言おう。ダスタが勝った。


セナはダスタの鎧の隙間を狙おうとしたのだが実力が足りなかった。効果的なダメージは与えられなかった。逆にセナはダスタの剣の一撃をくらってしまった。最初のほうは避けたりしていたがそのうち捌け切れなくなり直撃。まあ体力と力をつけたほうがいいな。技術的には高いから。



「決勝戦は午後から行います」


さてこの後どうしよう。







セナとダスタの戦闘シーンはある理由により省きました。べ、別に面倒くさかったからじゃないんだからね!!勘違いしないでよね!!


感想まってます

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