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第16話 下心と病室

本日二回目


長文です。

SIDEイル


まったくリーダーも無茶をするのニャ。あんな崖から飛び降りるニャンて。助かったからよかったものの死んだら大変ニャ。そんなアホなリーダーのお見舞いをしてやるニャンて私は凄くいい娘ニャ。リーダーに食べ物をねだってやるニャ。


そう思いながらリーダーが入っている病室まで辿り着くと中から声が聞こえたニャ。リレスに先を越されたかニャ。まあいいニャ。


そう思いドアを開けようとすると、


「凄いだろう。もっと大きくもなるよ。」


「凄い。触ってもいい?」


「もちろんさ」



そんな声が聞こえた。


一体中でニャにをしてるニャ!?そう思うが腕はドアを開けようとは動かない。その場でそのまま会話を聞いてしまう。


「不思議だろう。もっと大きくもなるよ。」


「不思議。もっと触ってみてもいい?」


「もちろんさ。」


「今まで触ったことのない感触。こんなのなんで持ってるの?」


「いや、それにはちょっと答えられないというか、わからないというか。」


「普段はどういう形なの?」


「もっと短いよ。細いし。」


「どこまで大きくなるの?」


「さあ?俺もわからない。」


「匂いは嗅いでもいい?」


「いいよ。どんな匂い?」


「わからない。けど嗅ぐと何故だかフワッとした気持ちになる。こんなに太いのが本当に入るの?」


「ああ。なんならここで試してみる?」


「うん。やってみて」


「じゃあ入れるからよく見てね。」


そこまで聞くのが限界だったニャ。私は頭の中が爆発しそうになって外に駆け出したニャ。まさかリーダーとリレスがあんな関係にニャっていたとはニャ。



SIDEエド


俺は今病室にいる。ヤバイ怪我はなかったが念の為一日入院させられたのだ。看病イベントを起こしたい俺としては願ってもないことだ。




どんなことにも達人といのはいるものでそういった人はそのことに関して実に何気なくいつのまにかやってしまう。ここの病院の医者は俺と少し話している間にいつのまにか注射を終えていたのだ。ホント達人とは凄いものである。


病室にはリレスも一緒にいる。お見舞いに来てくれたのだ。定番の果物っぽいものの詰め合わせも一緒に。


「本当にごめんなさい。」


リレスはさっきからそう謝ってばかりだ。俺がいくらもういいと言っても聞いてくれない。だがこれは計画どうり。ここで俺はリレスが言うからリレスを納得させるためという体を装って切り出す。


「じゃあさ。俺利き腕骨折しちゃったからご飯食べれないんだよね。だからさ代わりに食べさせてくれないかな?」


「それくらいして当然」


「ならこの話はこれで終わり。これはリーダー命令。」


俺がそういうとリレスは猶もにか言おうと立ち上がったがその拍子に果物の詰め合わせモドキを落としてしまう。落ちた果物モドキはベッドの隣にあったテーブルの下に。慌ててそれを拾うリレスを見た俺に天啓がきた。


今リレス制服ではなく私服である。ぴっちりしたジーンズのようなズボンに少し胸元がゆるいシャツ。とても似合っている。


リレスは果物モドキを取るために机の下に尻を上つまり俺に向ける形でいる。そして今リレスがはいているのはぴっちりしたズボン。形のよいお尻はもちろん下着の線まで浮いて見えてしまっている。


(こっこれは!?)


できればこの光景をカメラで写したいがこちらにはカメラはない。なので俺は食い入るようにこの光景を見て脳内に永久保存した。


リレスが果物モドキを取ったあとまたお詫びをいい出さないうちに別の話題をだす。俺的にはさっきのでお釣りがくるくらいだ。


「リレスさ俺がこないだ使ってた棒が気にならない?」


とたんに目を輝かせるリレス。


「うん。凄く気になる」


「じゃあさ今見せてやるよ。」


「でも今あなたはなにも持ってないよ」


「まあ見てろって」


俺はそういうと神様空間から如意棒をとりだす。


「!?一体どこから出たの?」


「よくわからないんだけど消えろと念じると消えて出ろ念じると出るんだ。」


「不思議な棒」


「それだけじゃないぞこれは長さも太さも重さも自由自在だ。」



如意棒に興味津々なリレス。どうやら俺の話をそらす作戦は成功したようだ。

リレスの様子に気を良くした俺は、

「凄いだろう。もっと大きくもなるよ。」


「凄い。触ってみてもいい?」


「もちろんさ。」


宣言どうり早速触るリレス。


「今まで触ったことのない感触。こんなのなんで持ってるの?」


「いや、それにはちょっと答えられないというか、わからないというか。」


神様空間って確かにどうなってるんだろ。今度聞いてみよう。


「普段はどういう形なの?」


「もっと短いよ。細いし。」


「どこまで大きくなるの?」


「さあ?俺もわからない。」


悟空はどこまで大きくしてたかな。


「匂いは嗅いでもいい?」


「いいよ。どんな匂い?」


「わからない。けど嗅ぐと何故だかフワッとした気持ちになる。」


木の匂いがするか思ったんだが。


「こんなに太いのが本当に入るの?」


「ああ。なんならここで試してみる?」


「うん。やってみて」


この大きさで神様空間には入るかな。

「じゃあ入れるからよく見てね。」


消えろと念じると無事に消えた。今度は出ろと念じると消したときと同じ大きさで出てきた。

どうやら大きくても消えるらしい。


「本当に不思議。今まで色んな本を読んだけどこんなの見たことも聞いたことも読んだこともない。」


まあ地球の猿が持ってた棒だしな。


知的好奇心をよりくすぐられたのかリレスが身を乗り出してくる。


そして本日二度目のサービスシーン。


開いた胸元からリレスの胸が見えているのだ。この世界には胸部のプロテクターはあってもブラジャー的なものはない。胸元からはリレスのイルに比べたら小さいでもしっかりと大きさはあるものが見えている。だがその先っぽは見えそうで見えない。


見えるようにと如意棒を少しリレスから遠ざける。するとリレスも身をより乗り出す。


あとちょっとですべてが見える・・・というところでリレスは大分不安定な体勢らしく足を滑らせてします。


そしてそのまま俺に向けて倒れてきてベッドに手をついてなんとか激突はせずにすんだ。リレスの顔がすぐ近くにある。しかしそれとは別の問題に俺は気を取られていた。リレスが手をついた場所が問題だった。


そこは俺の二本目、いやこっちを先に持ってたから一本目か、の如意棒がある場所だった。そして更なる問題が!


いやーなんていうか流石達人だよね。気づいたときにはもうなってるというの?いつの間に!てくらいだよ。・・・本当にいつだ?リレスがこっちに尻をだしたときか?それとも胸チラしたときなのか?まるできづかなかった。


俺がいつ気づかれるかと冷や汗をかいていると、


「失礼します。エドさん怪我をしたと聞いたのでお見舞いに来ましたよ。あなたほどの人が一体どうして怪我なんか。サラマンダーと殴り合いの喧嘩でもしましたか?ああそれとさっき真っ赤な顔をしたイルさんを見ましたがなにかあったんです・・か?」


ドアを開けて入ってきたのは絶世の美少女である。背中のなかほどまで伸びたつややかな黒い髪を首の辺りで無造作にしばっている。だというのに、いやだからこそ彼女の美しさは際立っていた。


・・・状況を整理しよう。今俺とリレスはリレスがベッドに倒れる形で俺に近い位置にいる。おまけに顔はキスをする直前のような状態である。


・・・どう見ても勘違いされるだろう。


「おい待てお前は絶対勘違いしている。」


「いえいえわかってますよ。エドさんがサラマンダーと殴り合いの喧嘩をして入院したのを心配してリレスさんが来てくれたのでしょう。」


「おい待て大体あっているがサラマンダーと殴り合いの喧嘩をできるほど俺は化け物じゃないぞ」


が無視して続ける。


「そうしてだんだんいいムードになったあなたがたはそのままベッドイン。途中でイルさんに見られたのにそのまま続行。・・・若いですねぇ」


「お前絶対分かってて言ってるだろ!!それに何だよ若いって!!同い年だろうが!!!」


「あっ私のことは気にせずに続けてください。また出直しますので」


そういうと本当に出て行った。


「あいつ。後であったら覚えてろよ」


俺がそうつぶやくとリレスが


「ねえ、エド。」


とまるでなにもなかったかのように話はじめた。


「ベッドにの中に一体を何をいれているの?」


と俺のファースト如意棒を握りながら聞いてきた。いくら布団の上からといって美少女が握ったのだ。反応しないのが無理。いやむしろ反応しなかったら無礼だと言ってもいい。


俺が黙っているとリレスは自分の手の位置から考えてその可能性に行き着いたのか固まる。そしてだんだん顔が赤くなっていく。


なにこれ可愛すぎるんですけど。もう俺のバイゲルンはポークピッツで逆アウトへーべなんですけど(意味不明)。このまま立ち上がり「見てごらん。・・・ほら大きくなった」というおそらく人類における最下級の冗談をかましてしまいたくなる。


ようやくフリーズから回復したリレスは真っ赤な顔で


「ちっちが、わざとじゃ」


と言ったあと急いで病室を出て行った。


病室には俺だけが残された。

















今回はいろんな作品のネタがありますが全部わかりましたか?

明日も更新できるように祈ってて下さい。


感想待ってます。

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