第11話 寮
短いです。
「ではみなさんリーダーが決まったようなので説明の続きをします。と言ってもパーティーは基本変えられないくらいしか言うことはないんですが。」
その言葉に皆が笑う。
「あとパーティーランクがDになったチームパーティーホームを買えば寮を出てパーティーホームに住んでもいいですよ。」
パーティーホームか。それはいいかもな。なんせ俺のパーティーは美少女だけ。フラグが立ちまくりそうだ。因みにパーティーホームというのはその名のとおりパーティーで持つ家のことだ。パーティーランクが高い所は大抵持ってる。
「最後に寮についてですが寮の受け付けに行って名前を言えば自分の部屋の鍵を渡して貰えます。くれぐれもなくさないようにお願いします。授業は明日からなので皆さんもう帰っていいですよ。」
先生がそういうとみんな散り散りに教室を去っていった。
そんな中俺はイルとリレスを呼ぶ。
「なんニャ」
「なに」
二人とも聞いてくる。
「二人ともこの後何か用事はあるか?」
「ないニャ」
「私も」
「それなら寮に行ったあと王都を三人でまわらないか?」
「なんニャ、デートとお誘いかニャ?リーダーは以外と肉食系なのかニャ?」
イルがそう言うとリレスがまるで俺に怯えるかのように自分で自分の体を抱き締めた。第一印象では大人しい子だったがどうやらノリはいいらしい。.....ノリがいいんだよな?本当に俺に怯えてるわけじゃないよな?
「バカ。パーティーの仲を深めるためだよ。普段仲が悪いパーティーは戦っても当然ダメだからな。」
まあ、イルが言ったような下心がないと言ったら嘘になるが。
「分かってるニャ」
「分かってるなら言うなよ。見ろリレスが怯えてるじゃないか」
俺がそう言うとリレスは、
「怯えてなんかない」
と言った。そうだといいんだが。
「じゃあ今から二時間位したら校門に集合な。遅れたら昼はそいつの奢りだぞ。」
俺はそう言うと寮に向かって走りだした。
受付のオッサンに鍵をもらい部屋に入る。ベッドが2つありやっぱり二人部屋のようだ。
まだ俺の同室者は来てないようなので荷物の整理を始める。すると中から白い日本の和服のようなものだ。
「ああこれか。」
すっかり存在を忘れていたがなんでもこれは夜叉の衣と言って初代エリオはこれをきて戦場で戦ったとか。どうみてもただの布のくせに、物理魔法防御力だけでなく破れても自動で回復していくしおまけにフリーサイズで着る人物の体型にあわせた大きさになるとか。
父さんはこれを渡す理由を一番強い者が持つべきだと言っていたがそれなら兄さんのほうが適任だと思うんだが。まあ便利だから貰うけどね。
俺が荷を崩していて時計をみればもう二時間経ちそうである。
「いっけね。遅れる。」
俺は急いで校門に向かった。
すいません。眠くてこれ以上書けませんでした。ですがもしかしたらまたアップするかもしれません




