第7話 祈りって人類の根源的な何かだと、ガチャを回す時につくづく思う
ナース はなちゃんへの記念すべきDM1回目の返信をワクワクしながら待ってみたが、スマホは今はほとんど使うことのない別SNSのお知らせをくり返すのみだった。
自分がこのアカウントをみつけてDMを送ったのが11月27日。それまでフォロワーが1000未満で、アポの募集をかけたところだった。
音沙汰なく翌日アカウントを覗くとフォロワーは1500を越えていた。
そりゃあ、DMさばくだけでも大変だろうと様子をみていた。
過去の投稿を見てみると週に1回夜勤があり、夜勤明けにムラムラして、夜のお相手募集をしているようだ。ただ、夜勤明けに交代人員の遅刻や緊急対応発生時は募集は無しにしているようだった。
また、朝方目が覚めたタイミングでムラムラするからおかずの募集を呼びかけ、フォロワーからもらったDMの画像なのか動画ですっきりして二度寝を満喫しているらしい。
毎日、2,3回投稿される度に何らかのコメントを残し
夜勤明け前にDM2回目を送信してみる。
〝 夜勤お疲れ様でした✨✨
フッ軽なので17:00以降なら都内どこでもいけますよん。若し可能なら、逆バニーのコスプレあるのでお願いしたいです。 〟
コスプレ趣味の投稿を見たのでちょっとぶっ込んでみた。
返信は返って来ず、予想通り夜勤明けの夜のお相手募集が始まった。
どうやらお目当ての相手が見つかったようで報告の投稿があった。
少しして夕方6時頃、DMの着信の通知があった。
はなちゃんからだ。
不意に届いたDMに嬉しい気持ちがいっぱいになりながら、DMを確認する。
〝 おつかれさま!
よしお君、いつもコメントありがとう
今、待ち合わせ場所に向かう電車の中なんだけど、お礼をと思って
なかなか返信できないと思うけど、感謝してます。これからもよろしくね 〟
丁寧なDMに笑顔で返信する。
〝 はなさん返信ありがとう
凄くコメント盛り上がってしまいました
少ない関わりではありますが、はなさんが大変なお仕事されてて、その中でも垣間見える誠実さにますます好きになってしまいました
フォロワーさん急増大変でしょ。返信お気になさらないでね。はなさんを大好きなった分どんどんアピールしていくのでこれからもよろしくお願いします。はなさんにとって、素敵な夜になりますように 〟
ワンナイトの相手には選ばれなかったが、誠実さが感じられ業者感の無いやりとりを行えたことに何やら満足していた。




