第17話 敷居って大半は自分であげてるよね
〝はなちゃんおはよ
良い朝、昨日の実験の話面白かった
今日も一日お仕事がんばってね
では、おつはなー笑〟
昨日の実験投稿後、フォローワー達をケアしていたはなちゃんは
『それじゃー、おつはなー』
と締めくくっていたので真似てみた
〝恥ずい、、もう言わないಠ_ಠ〟
〝く、かわいいかよ〟
そんな他愛のないやりとりを終え、いつもの月曜日が始まった。そして何事もなく仕事を終え
はなちゃんの投稿を覗くとあちらも仕事が早く終わりそうな様子
〝お疲れ様、飲み行く?〟
DMを送ったが反応は特にない
二子玉川駅の改札口をバスターミナルに真っ直ぐ向かわずに建物の外周に沿った緩いカーブを描く通路に面した場所にイタリアンレストランがあった。
テラスはペット同伴可で入口直ぐはカウンターになっている。
二子玉川に通いはじめた頃は1杯飲んで帰路につくことを考えていた頃もあった。
10年以上通勤往復で横目にいつからか景色の一部になって関わりのないものになっていた。
一度も入ったことのない店にふと立ち寄りたくなった。
週末はかなりの賑わいをみせているこの店も月曜日は空いているようで、カウンターには先客が1名
若い爽やかなイケメン君がバーテンダー君と談笑していた。
バーテンダー君は少しやんちゃそうなタイプの違うイケメン君でなかなか絵になる2人だなと思いながら二席ほど離れたところに腰をおろす。
バーテンダー君にはじめて来たこととあまり酒も強くないので、飲みやすいお酒をお願いし、見た目オレンジジュースなカクテルを出してもらう。
記念にと、写真を撮ってもらうようバーテンダー君にお願いしたところ心良く応じてくれたが、色々苦戦し見かねたイケメン君が、格好良い1枚を撮ってくれた。
イケメンはやることもイケメンだなと感心し、気分も良くなって調子にのって、DMに画像を送ってしまった。
〝お姫様の早いご帰還に乾杯〟
イケメン君らと会話してイケメンぽいことしようとしたコメントがこれである。
DMには返信がなかった為、諦め、イケメン君との会話を楽しんだ。バーテンダー君の友人で店が暇な時に呼ばれるらしい。
しばらくして、ショーン・コネリーに似た親父さんが入店した。
「ビールを1杯、スタンディングで」と注文し、飲み終えると帰って行った。
その姿があまりにも格好くて2人でいつかあんな風に飲んでみもんだと盛り上がり1時間を過ぎところでお暇させてもらった。
DMに返信はないが、はなちゃんがフォローワーにリモートの研修を予定していることを伝えていた。
自宅に戻りしじみ汁を飲んでいるとDMに返信が届いた。
〝1人で飲んでるしー!!ずるーい!!
ヨッシー結構カッコいいんだね〟
そういえばXでは顔がわかる画像は載せていなかった。
〝はなちゃん、帰っちゃうんだもん
この人がボイスの中の人 お恥ずかしい
はなちゃんにカッコいいって言われた嬉しい〟
〝どこのスナックにいるのやら〟
〝二子玉川。このアングルだとスナックぽいけどおしゃれだよ。直ぐ帰ってきてしじみ汁飲んでます
ナースさんの日々知識のアップデート研鑽
まじ、尊敬です〟
〝え??そんな場面あったっけ??〟
〝しじみ汁いいなぁ
よっしーはさ、君付けとさん付けどっちがいいと思う? もういまや、呼び捨てだけど〟
〝うん?僕に対して?
はなちゃんが、よっしーって呼んでくれるの好きだよ。徐々に距離が近くなって自然に出てきた呼び方だから。よし君でも良いよ。〟
〝フォロワーさんにさ、さん付けがいいなって言われて、どうしようかなぁって考えてたの〟
〝呼んで欲しい呼び方で呼んであげたら?
僕は、はなちゃんにとって自然な方が良い派だけど
場面? オンライン勉強会でしょ?〟
〝あぁ!そのことか!
すごい、他の人のコメントも確認してるの??〟
〝なんか流れてきたの見たよ。
えらいなあって思ったよ〟
〝若手の私設なやつだけどね〟
〝大事だよね。学ぶ習慣ある人は伸びるから。社会に出てからの方が勉強すること多いって聞いてなかった笑笑〟
〝ほんとそれ、学校じゃ習わないことが多すぎて、、、それをしっかり学んできたよっしー然りおじの皆さんは素敵だよね〟
〝それを素敵と思える、はなちゃんが素敵
勉強会がんばってね〟
カッコいいと言われ喜びながらも、肉体改造はまだまだだった。
サリーアップチャレンジは1分20秒程度で停滞しているので今日こそはと、ヨガマットを準備した。




