表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よっしーは固ゆで卵派   作者: 夕陽を見ているよしお


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

第10話 自分の創作活動を客観視すると、一歩も動けないくらいはずかしいよね

12/3 未明 最近は寝たら朝までぐっすりなのがふと目が覚めて枕元のスマホを見るとあと30分ほどで5時だった。なんとなしに、Xを眺めてみると、はなちゃんが、3分前に更新していた。


内容は変な時間に目が覚めたから、すっきりしたいので、おかずを募集します。採用された方にはDMでお礼するよ


という内容であった。


…?…!?

半分寝ぼけた頭が、一気に覚醒する。


おかず、昨日は何食べたっけ?

きゅうりとキムチと納豆じゃなくて…


落ち着け、欲しいのは自家発電のお供だよなあ


秘蔵の画像や動画を収納している紳士のたしなみ

フォルダを開く、バニー、バニー、東雲うみ、バニー、東雲…ってどんだけ、バニーとうみちゃん好きなのよ。


おかず…多分、男性自身の画像はきっとNG。

ソフトなイチャイチャ動画は長すぎてダメ


腹筋はまだ鍛えはじめで見せるレベルじゃない。


頭の中が、信じられないスピードでしょうもないことを考えていく。


その時、切り抜き動画で見たVtuber夕刻ロベル氏の声が脳内にこだました。


「俺はボイスでひなのさんをトロトロにしたいねん。シタイネン、シタイ…」


Vtuberやストリーマーが集いギャングや警察、医療や飲食などロープレする企画において、その圧倒的脚本のクオリティと速筆かつ多作ぶりで甘々ボイスをプロデュースし、女性Vtuber達の絶対的信頼を勝ち取ったロベル氏。


これだ! あとなんかないか…なんか…そうだ…この手があった!


両掌をながめ決断する。


女性は男性の指や手にセクシーさを感じると聞いたことがある。


やるしかない。ロベルさん降りてこい!


天に向かい謎の一言を呟き、間接照明に照らされた

左前腕にスマホのカメラを向ける。


「はなちゃん…ムラムラして変な時間に起きちゃったの? いけない子だね。」

努めて優しく事後のように語りかける。


「僕が今から気持ち良くしてあげるから、

すっきりしたら寝るんだよ…」



とりあえず、5分とかからず約40秒のボイス動画を完成させ、はなちゃんのDMにメッセージを添えて送る

〝こんな感じ?

はなちゃんのもちょうだい〟



約5分後、はなちゃんから返信が届く


〝 よしおくん、いい声だねー

ニヤニヤが止まらなかったよ

採用!あとでお礼送るね

ありがと!


動画は家族もいてハードル高いから写真ね 〟



よしっ、どうやら正解にたどり着けたらしい。

ありがとう夕刻ロベル氏。


この10分に満たないやりとり


端から見たら、ベッドの上で艶めかしく左手にスマホのカメラを向けながら、口説き文句を呟いているあやしいこと極まりないおっさん。

これ以上考えると多分なんにも手がつかないくらい叫びたくなるから考えるのを止めた。


おかず事件は2人の関係性に変化を与えた。


はなちゃんの投稿が更新された


良いものを貰えて

スッキリしたので寝ること

採用された2名にあとでお礼送ること


更に投稿が続く


立っている写真が、大量に送られてきたこと

でも、そんなもので大抵の女の子は濡れないこと

女は視覚より気持ちが大きいこと

今回の2人は一切さらしてないこと

思いやりが伝わったこと

不定期だけどまた募集すること


投稿を読みながら、何ものにも代えがたい達成感があった。


それは失っていた自信を取り戻すのに十分なだけではなく、新しい何かを生み出せる可能性が、少し前まで枯れていくだけだった自分の中にまだあることを認識する出来事だった。


とんでもなく集中してやりとげたが、一日はまだ始まったばかりで、現実に戻り急いで会社に行く支度をするのであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ