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***ほんとに試験?***

アドバンスガルドの街の冒険者ギルドに登録しようとしたら大変な試験に巻き込まれた

はたしてコウは無事に登録を終える事が出来るのか?

「おぬしら~

防御魔法がかかっとるとはいえ流れ弾に当たっても責任はとらんぞ~」


なんか爺さんが怖い事いってるが…

この2人がどんだけ強いかわかんないけどマジでガチか???


「一応、2対2じゃが2人とも全力で来んと怪我じゃすまんからの?」


いや…これ試験じゃなかったの?…


「小僧!

木剣なんかじゃ一撃で折れるから真剣で来いよ?」


ってかオッサンも真剣じゃん?

仕方ない…


【身体強化】【プロテクション】【魔法防御】


これくらいじゃどうなるかわかないけど…


リムは大丈夫かな…


「始め!」


マリアンさんの声と同時にギルマスが突っ込んできた


爺さんはリムを狙って呪文の詠唱をしてる


ガキーーン!

キーン

キーン


重い!

一撃一撃が重い…身体強化でも堪えるのがやっとだ

それに同じ鉄の剣と言っても相手はロングソード、こっちはショートソードだ…ガタイもデカくてリーチも長い、間合いが違いすぎる!


でも魔法を使うなとは言われてないよな?

隙さえ出来れば…


リムは…と言うと…


【ウオーターアロー】

【アイスニードル】

【ファイヤーボール】

【アースブレット】

【サンダーアロー】

【ウインドカッター】

【ダークショット】


すげー爺さんだ…各属性の技を間髪入れず畳み込んでる…


でも、リムはそれを受け流すんじゃなく全部魔法壁で吸収してる…周りに飛ばさないように…


ん?受け流す…

そうか僕は逆に流せばいいんだ!


「小僧、隣を見てるなんざ余裕噛ましてんじゃねえか

じゃあ本気でいってやんよ!」


ギルマスの目が変わった!

これは本気で潰す気だ!


キコン♪

キコン♪

キコン♪


剣術スキル

受け、払い、受け流し…

いろんなスキルがガンガン上がってる


ピピーーッ


ん?剣術の防御系スキルが全部MAXに上がった?


楽に躱せるぞ?


キコン♪


見切り?


キコン♪


予測...


そうか反撃しようと見てたから今度は攻撃補助のスキルが上がり始めたんだ


いける!


右から高い位置


ヒュッ


左足元


ヒュッ


もう剣を使わず避けられる!


ウイークポイントは…

左からの攻撃の踏み込みが甘い!


【ファイヤーバレット】


左足元狙いで体勢を崩した!


よしっ!

攻勢だ!


ギーン

ガキーーン

キン


一気にスピードを上げて後ろに回り込む


【アクセラレーション】


ギューーン

グイン


ピタッ


「首…獲りましたよ?」


僕の剣がギルマスの背後から首に当てられた


「…くっ…参った!」


「わしも降参…魔力切れじゃ

攻撃全部魔法壁で避けられちゃかなわんわ…

しかも一度も攻撃してきとりゃせんとわ…」


爺さんはもうヘトヘトだがリムは涼しい顔をしてる

どんだけの魔力量なんだろ…

本気出したらさっきの魔力判定の玉も割れたか、ギルドが消滅してたかもしれないな…

流石女神の娘だ…


おおおーーっ

ワーーッ

すげーーーっ


大歓声が巻き起こった


「ロゼ様~~

コウ様を連れて来てくれてありがと~♡」


マリアンがロゼの両手を取ってピョンピョンはしゃいでる(笑)


「お前ら、なにもんだ?」


「わしらは歳をとったとはいえ、これでも元勇者パーティーの戦士と魔導師なんじゃがのお…」


「えっ?

もしかして魔王を倒した⁉」


「ああ、そうだ!

おいぼれジジイはともかく、俺までやられるとは…」


「おいぼれは余計じゃ!

しかしこりゃ全盛期の勇者ランディでも勝てたかどうかの強さじゃの?」


「しかもこいつぁ戦ってる最中にどんどんパワーアップしてきやがった…

まだまだ伸び代もあるぜ?」


「うむ…

さっきの事もあるしランディに伝えておかんといかんのお」


「なんでえ、さっきの事ってなぁ」


「ワルドレインの小倅じゃよ」


「ああ、キザーナのヤロウか

Aランク冒険者におんぶにダッコでBランクになりやがったあのクソ坊主な?

またロゼの嬢ちゃんになんかしたのか?」


「まあの…じゃがそこの小僧が面白い事をやってくれて久しぶりに笑わせてもらったわ(笑)」


「そいつあ見たかったなあ

ガハハハ」


「なんにせよそろそろ潮時かもしれんのお…」


「潰すか…」


「いやいや

ちょっと手を貸してやればあの小僧が潰してくれるじゃろ…なんせロゼちゃんとパーティーを組むらしいからのお

ふぉっふぉっふぉっ♪」


「なんだって⁉

あのロゼ嬢ちゃんがヤローとパーティーだと?」


「あの様子だとだいぶご執心のようじゃよ?」


「やるじゃねえか、あの小僧」


「あのイケメンにこの強さじゃからの

マリアンも含め冒険者の女連中はもうメロメロじゃろうよ」


「まあ野郎共もあいつを気にいったみてえだがな?」


「なんにせよわしらがこの様じゃFランクスタートとわいくまいよ…」


「確かにな…

即Aランクでもおかしかねえ強さだからな…」


「いずれにせよあの小僧にはランディの力が必要じゃ

じゃが会わせるにも理由が必要じゃし…手は打たんといかんの」


「そいつあ俺に任しときな

いい依頼があるからよお


ついでに一網打尽といこうじゃねえか(笑)」


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