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14 寝る子


 はい、ヒューネ湖です。


 もちろん歩いてきましたとも。


 飛んで来たり『転移』したりする距離じゃないんですよ、お隣さんなんですから。



「……こんにちは……」

「……ヒューネルミネア……です……」

「……『ヒューネ湖の精霊』……です……」

「……ヒューネちゃん……って……呼んで……ね……」



「こんにちは、『滝の木の妖精』フィナゲシュです」

「フィナって呼んでね、ヒューネちゃん」



 うん、ヒューネちゃん、がんばって長ゼリフのご挨拶ができました。


 お兄さん、感無量ですよ。



「……フォリスさん……忙しい?……」


 いえいえ、今日はヒューネちゃんへのご挨拶が最後ですよ。


 リスト爺ちゃんとミルルシュモさんは、


 会いたかったら事前に予定を聞かなくちゃね。



「……私……いっつもひま……」


 あーごめんね、


 でも、いっつもひまだから、いつでも会いに来れるんだよ。


 僕はこの方がうれしいけどな。



「……フォリスさん……大好き……」



 ぎゅっ



「本当にすごいね、フォリスさん」

「まさに噂どおりの……」


 はい、フィナさんっ、そこまでっ。


 噂に関するアレコレは、


 僕的にはNG、ですよっ。



「それはそうと、ヒューネちゃんが……」


 寝ちゃってますね……



 この後、ふたりでヒューネちゃんのお昼寝を見守りました。


 さすがのフィナさんも、添い寝でのお昼寝は無理でしたね。



「今度サイリさんに、僕達サイズのハンモックを、この湖畔にも用意してもらおうかな」



 がんばれ、ハンモッカーサイリさん。



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