~王国に仕えることを主とする職業~
~王国に仕えることを主とする職業~
◆宮廷魔術師
王国に仕える練達の魔法使い(魔術師)。
◆軍師
主に軍の指揮官の指揮を助ける職務。
軍を指揮する君主・将軍など、最高司令官が行う戦略指揮に戦略・戦術を提案、補佐などを務める者。
類似の職業として、知将や策士などがある。
◆将軍
軍隊の階級、または敬称や通称の一つ。
陸軍、空軍における階級のうち将官(元帥、大将、中将、少将、准将)に付ける敬称。
武勇と指揮能力で部隊を統率。
一軍を率いる武将。将帥。
◆騎士
貴族や領主に許された名誉称号。
騎馬で戦う戦士に与えられる名誉的称号及びそこから派生した階級。
◆見習い騎士(エスクワイア,スクワイア)
見習い段階の騎士。
従騎士。
騎士の前段階として、まず小姓として宮廷や貴族の館で仕事をした後、14歳くらいで従騎士(盾持ち)となる。
ひとりの騎士を主人と仰いで、身の回りの世話から戦場への甲冑の運搬、武器の修理、戦いの際に主人に甲冑を着せることまでをひとりでとり行なう。
従騎士としての仕事を何年か続けた後に一人前の騎士と認められ、叙任を受けられる。
叙任は主人の宮廷や屋敷で多くの人々が見守る中、華やかに行われることが多いが、中には戦場で叙任される者も。
◆小姓
見習い騎士の更に前段階。
貴族や君主の世話をやいた年少の下僕。
戦場などで女性がいない時には相手を勤めた(色小姓)。
◆近衛兵
王の身辺を警護する忠誠心高きエリート兵。
君主また君主に準ずるものを防衛する兵隊。
近衛兵の最高指揮権は君主が有していることが多い。
王族・皇族が近衛兵をすることも別段珍しいことではない。
「近衛兵」と聞くと宮城や王族の警衛だけをしているイメージが強い(実際に儀仗専門部隊だったりもする)が、精鋭部隊の代名詞として扱われることも。
◆衛兵・衛士
城の要所を警備する不動の兵。
警備を行うため配置される兵士。
◆兵士
戦争において特定の集団に属し戦闘を行う者。
国や領主に正式に仕えている軍人。
兵士、魔法兵、治療兵、弓兵、騎兵など。
民兵、国家所有の兵、軍閥の兵が含まれる。
一般的には、国家所有の軍隊の構成員を指す。
◆歩兵
消耗品扱いされがちな一般兵士。
軍隊における兵科のひとつ。
戦場を徒歩で行動する兵士のこと。(戦場にたどり着くまではさまざまな移動手段を用いても、戦闘中に徒歩で行動する兵士は歩兵である)。
最古かつ最も基本的な兵科であり、歩兵の存在しない軍隊は存在しない。
◆重装歩兵
敵の攻撃を一手に引き受ける不動の壁。
歩兵の中でも、鎧、兜、盾などの比較的に重装備をしたものを指す名称。
主力戦力にもなった存在。
基本的に集団で運用され戦列を形成する。
重装備によって耐久面が高いことが多い。
槍などの長柄武器や大型の武器を装備している。
◆騎兵(キャバリエ,トルーパー)
騎兵とは馬等の騎乗可能な動物に騎乗し、戦闘を行う兵種。
機動力や衝撃力を生かした戦闘を行う。
軽装であるが故の機動力を生かし、偵察や奇襲、追撃、背面や側面に対する攻撃を行う軽騎兵と、重装備による高い防御力を生かし、敵陣に対して突撃を行う重騎兵の2種に分けられる。
◆竜騎兵(ドラグーン,ドラゴンライダー)
竜に騎乗した戦士。
飛竜に騎乗し、空からの奇襲や突撃を得意とする兵科。
装備する武器は、大抵の場合槍か弓矢。
エリート集団や精鋭部隊。
◆弓兵
弓術をもって戦う兵士。
敵の頭上に矢の雨を降らせて支援。
◆弓騎兵
機動力を持って敵をかく乱する。
弓を装備し、騎射を行う騎兵。
移動中の馬上における弓射は両手を必要とするため、騎手は高度な馬術の技量を要求される。
それに対応する馬の訓練もしなければならないため、弓騎兵は必然的に馬術に優れ鞍や鐙などのより進んだ馬具を持つ遊牧民によって構成されがち。
非常に機動力に優れ、その機動力を生かした偽装退却と騎射を繰り返す戦術などを採る。
◆砲兵
威力で圧倒する火力戦の華。
兵科区分の一種。
「戦場の女神」とも呼ばれることがある。
大砲を集中的、専門的に扱う兵科(兵士の分類、歩兵、騎兵、工兵など)として確立。
各種の火砲を用いて敵を攻撃、制圧。
歩兵や戦車兵の戦闘を助ける役目を果す。
戦闘場所を基準に、野戦砲兵と要塞砲兵、火砲の口径と用法によって山砲兵、野砲兵、重砲兵、特殊な用法を基準にして海岸砲兵、攻城砲兵、高射砲兵、対戦車砲兵などに区別される。
砲兵は歩兵と緊密に協力して攻撃することを要請され、戦術的にみて重要地点に砲火を集中するのが有利とされる。
銃歩兵はピストリーア、 銃騎兵はドラグーン(竜騎兵)、マスケット銃を使った兵士はマスケッティア。
◆騎馬砲兵
重量により移動速度が低下しがちな大砲の機動力を高めるため、複数の馬に騎乗し牽引を行う砲兵。