~神や超自然的存在に仕えることを主とする職業~
~神や超自然的存在に仕えることを主とする職業~
◆聖職者
宗教上の信仰や教義研究などを生活の中心におく者。
清潔・高潔である(べき)職業の従事者。
それぞれの宗教制度・集団の信仰内容に基づき、信仰の広布、維持、教育などの仕事に専念する者を聖職者と呼ぶ。
その範囲、職務内容、地位、呼称は各宗教によって異なっている。
一般には、教祖、教主、祭司、僧侶、神職、神父、牧師、シャーマンなどがこれにあたる。
◆神官
信仰に生きる神威の伝道者(教皇、枢機卿、司祭、司教、大司教他)。
国家の官吏として、何らかの神に仕える、または神を祀る施設に奉職する者。
◆教皇
聖職に於ける最高指導者。
宗教指導者の名称として用いられることも。
◆枢機卿
教皇の助言者たる高位聖職者。
敬称は猊下。
枢機卿は枢機卿団を構成しているが、三つの位階に分かれておりそれぞれ司教枢機卿、司祭枢機卿、助祭枢機卿という。
ここより上の職に就いている者のみが、教皇に選出される可能性がある。
◆総大司教(パトリアーク,アーチビショップ)
最高の裁治権をもつ司教職。
総大司教の持つ権限は、総大司教区の教会会議を召集すること、首都大司教や大司教の選出および叙階など。
枢機卿よりも下位。
◆司教
信徒を監督、指導し司祭や長老以下の聖職者を叙階する権限を持つ役務者。
司教区における監督する聖務職のことで最高教導権を有している。
位階としては、司祭の上に位する。
◆司祭,神父,牧師
神に祈祷する者。
病人のために祈り、悪霊を除ける儀式をし、教会などでミサを執り行う。
女性は「プリーステス」。
現実には女性司祭は極めて稀。
教会からの支給か寄付金で生活しているらしい。
孤児を働かせている場合もある。
貧乏神父なら半農民のような生活であることも。
◆輔祭(ディアコン,ディーコン)
プリーストを補助する者。
助祭とも。
最下位の聖職位階。
◆僧侶,修道士(モンク,クレリック)
宗教にかかわる職能の人。
特にその地位などを指定せず、総合的に称する場合に用いる。
または、素手格闘技や棒術で敵を倒す武闘家。
ロッドやメイスを主に装備する。
アンデッドや幽霊系魔物に対して高い攻撃力を持つことが多い。
魔法使い同様、素質が必要とされる。
大抵の場合、神殿・教会に所属していて結婚が許されない。
僧侶をやめることを還俗げんぞくと言い、還俗すると結婚できるようになる。
基本的に性別も問わない。
修道誓願を立て禁欲的な信仰生活をする男性のことでもある。
女性の場合は「修道女」という。
ある宗教の教義に基づき、教義を守護したり広めたりする役割を担う宗教家の男性を指す。
女性の場合は尼または尼僧という。
◆僧兵
武装した僧侶や僧形の武者。
顔を隠し、身体には鎧をまとい、足元は下駄というのが一般的イメージ。
武器は刀や薙刀、槍などで、鉄砲を持つ集団もいる。
出家した僧侶だけでなく格好だけが僧侶の武者もおり、坊主頭になっていない者もいる。
神社に仕える神人も、武装して僧兵と同様の行動を取っていた。
◆守門
教会の扉を開閉し、門を守る者。
◆巫女
神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性。
巫女などは神の神託を受け、神の言葉を伝えることができる。
◆祈祷師
超自然的存在と直接接触、交流、交信する役割を主に担う者。
呪術師や巫女などもこの分類。
◆呪術師
霊的な力を行使して霊と対話したり病気を治療する能力を持つ者。
呪術を行う者のことで、呪師、まじない師ともいう。
呪術師の性格は社会によって異なり、呪術師、呪術医、シャーマン、祭司などの区別が困難なことも多い。
一般に呪術師が呪術儀礼の、祭司が宗教儀礼の執行者である。
中には呪いをかけて人を死に至らしめる者もいるが、ごく少数である。
もともとは霊的存在と交信して災害を予知したり、天候を操ったり( 雨乞い , 晴れ乞い)他者の病気を治癒したりするのが大半で、原則として他者を傷つけるのではなく癒すために力を行使する。