~軍隊組織のあれこれ~
~軍隊組織のあれこれ~
◆陸軍……陸軍は海軍や空軍に対して陸地における作戦、戦闘の実施を担っている。
従臣制(貴族などが提供する兵士)と、民兵制(従臣の対象外の男子を徴集した兵士)とがある。
◆海軍……軍事作戦のために主に艦艇を使用する軍事組織。
戦時に不足する場合は、民間からも徴発。
◆空軍官……航空作戦・航空戦を遂行する軍隊の一種。
◆参謀……軍事組織において高級指揮官の幕僚として、作戦・用兵などに関して計画・指導にあたる将校の役職。
指揮官に対する発言権は認められていたとしても、部隊の指揮権は持たない。
◆軍師……軍中において、軍を指揮する君主や将軍の戦略指揮を助ける職務を務める者のこと。
▼軍隊の階級
*大将……総指揮官。
*中将……副指揮官。
*少将……戦闘隊形を配置する責任者。
*大佐……連隊指揮官。
*中佐……大佐の代行。
*少佐……連隊の戦闘隊形を配置する責任者。
*大尉……傭兵の募集担当。
*中尉……中隊副指揮官。
*少尉……旗手。
*軍曹……兵站の管理。
*伍長……小部隊の指揮。
*兵士……兵隊。
▼元帥
軍全体の総司令官。
あるいは名誉階級。
▼将官
長期間にわたり単独で作戦を実施することが期待される典型的な部隊や編制(旅団以上の部隊や艦隊・戦隊等)を指揮する士官。
将官の階級は、上級大将、大将、中将、少将、准将が含まれる。
陸軍では旅団、または師団、軍団以上の部隊。
海軍では艦隊の司令官など。
陸軍大将以下少将、海軍大将以下少将までの階級が将官に属す。
▼佐官
単独で短期間の作戦を実施できることが期待される典型的な部隊(大隊および連隊、大型軍艦、飛行戦隊)を指揮する上級士官である。
佐官の階級は、准将(代将)、大佐、中佐、少佐が含まれる。
佐官は一般的には参謀の職務もつとめる。
▼尉官
尉官の階級は3つか4つの最下級士官の階級である。
尉官の階級は、大尉、中尉、少尉が含まれる。
配下の部隊は、単独で長時間の作戦を実施することを一般的には期待されていない。
いくつかの部隊では尉官も参謀の役割をつとめる。
▼准士官
准士官は、精鋭の上級下士官であったり、士官と下士官の間の完全に分離された格付けであったりする。
尉官の階級は、准尉。
通常は専門職の階級である。
▼下士官
下士官は、士官の指揮の下で、他の軍の構成員を監督する代理権限を許可され重要な監督責任を負う。
下士官の階級は、曹長、軍曹、伍長(陸軍、海兵隊と空軍)、兵曹(海軍と沿岸警備隊)が含まれる。
上級下士官は尉官よりも軍歴が長いこと多く、上級下士官が公式にもつ責任と非公式に受ける敬意は尉官に勝るとも劣らない場合が多い。
兵からの昇進者、士官との間に入って兵を統率。
士官学校で教育を受けていない者が職業軍人となる場合は下士官。
下士官は職業軍人とされるものの中では最下位。
下士官は兵からの叩き上げで任じられるのが基本。
士官に昇進することは少ない。
逆に言えば士官学校を出ないと士官にはなれない。ノンキャリア組。
軍隊の背骨と言われる。
▼兵
指揮権限がない兵は通常は○○兵のような肩書きを持つ。
兵の階級は、兵長・上等兵・一等兵・二等兵が含まれる。
異なる兵科では肩書きも異なる。
兵の階級には様々な格付けがあるが、通常は権限が増えるのではなく給与の変化を反映しているに過ぎない。
徴兵制を採っている場合、兵は徴集または召集された者であるため武官ではない。




