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お決まりのやつですね。



「ごめんな、ありがとう」


少年が貸してくれた布はハンカチだった。

綺麗だった白いハンカチは俺の涙でぐちゃぐちゃで、多分あれは絞れる。


それにしても………。



大泣きしてスッキリして、やっと冷静になれた。

冷静になって気づいた。

少年の美しさの他に気づきたくない事にまで気づいてしまった。












俺が自分の部屋から飛び出した時、外暗かったよね?




確実に夜だったよね?



めちゃくちゃ街灯がともる時間帯だったよね?






それに、俺の住むマンションの周りはビルジャングルだったはずだ。



キョロキョロと辺りを見回すが、ビルがひとつも無い所か太陽登ってない?


え?おかしくない?


あの木の葉っぱ、緑なんだけど…緑なんだけど…なんか、光に反射して所々が七色に輝いてない?



風が吹き抜けてサラサラと綺麗にたなびく草原とか、近所でみたことないよ?


それに、この空綺麗すぎない?


俺の住んでた東京の空は晴れた日でもここまで透き通ることは無かった。

それに…それに…………。



あれ、うっすらとだけどさ………。









月、二つ見えない?










これって、まさかのまさかってやつ?


え、流行ってたやつ?


これ、某小説サイトとかで流行ってたやつ?









月が二つ〜♪


が、好きでしてね…。



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