第2話:冒険者ギルド
読みぐるしい文章でもうしわけありません。
書きあがりましたのでどうぞ・・・
あれから数日が経ち・・・・
え?あの後何があったのかって?ないよ・・・何もなかった。なかったんだ・・・
わかったよ!言うよ!言えばいいんだろ!
その後、馬車に乗ってソルリーノに向かい無事に着いた。だけど、俺たち捕まっていた人たちは、警備兵のいる警備塔に連れて行かれ事情聴取。他の捕まっていた人たちは、すぐにこれからどうするか決まり故郷に戻る人は一晩泊り、翌朝馬車で送られることになった。ここの町に残る人は、冒険者ギルドなり商業ギルドなり何かしらのギルドに所属することになった。そして、俺も後者の残留を望み冒険者ギルドにギルド登録するため場所を教えてもらい行ったけど、まさかのテンプレ発動。しかも相手かなり酔ってるし、助けようと止めに入った冒険者たちもことごとく投げ飛ばされ、俺も投げ飛ばされた・・・
気が付いたら知らない部屋におり、その部屋を出ると近くに人が居たためここがどこなのか聞くために声をかけた。すると、気絶して2日も立っていた。
気絶していた間ギルドの一部屋を借りて寝ていたようだ。
するとその人が、俺が起きたらギルドマスターが連れてくるように言われていたらしくギルドマスターの部屋に案内された。
案内された部屋に入ると、机に座り書類仕事をしている人が居た。俺の思っていたいかにもギルドマスターと言う感じではなく、30~40歳くらいの男性だった。
俺が中に入ると男性はすぐに仕事を辞め、俺の前まで来てまず謝罪をしその後、お互いに自己紹介をした。
彼の名前は、カザルス・ザナルゥークといい人間ではなくエルフと言う種族らしい。彼らエルフは、この世界でも長命種ではあるが、せいぜい生きて120年くらいでありもっとも生きたエルフでも140年だと言う。さらに、彼らエルフは外見の老化が40歳くらいで止まると言う。まぁ、人間からすれば十分うらやましいことこのうえない。
そして、俺がなぜここに来たのか、どうして投げ飛ばされたのか聞かれ答えると再び謝罪を受けた。
その後、ギルド登録するためギルドホームの受付へ案内され、今に至る。
「では、登録しますのでこのマジックプレートに血を垂らしてください」
そう言って渡されたのは、運転免許所サイズの金属の板と小さなナイフだった。
金属で出来た板には、何も書かれておらず何の変哲もないただの金属の板にしか見えない。
「この板に垂らせばいいんですか?」
「はい。」
肯定の返事が返って来たため血を垂らそうとしたが、いざ自分で切って血を出すとなると非常に怖い・・・
「どうなされたんですか?」
「い、いえ・・・」
や、やばい。想像以上に緊張するし怖い・・・
「?・・あっ・・・」
「どら、かしてみろ・・・」
「へ?」
いつまでも血を垂らさない俺を訝しんでみていた受付の女性がふいに声を上げ、それに続くように俺の隣で声がし、指に痛みが走った。
「いった!」
「ほら。切ってやったぞ。さっさと血を垂らせ・・・」
「あ、すみません・・・」
いつまでも切らない俺のかわりに切ってくれたらしく、それに気づいた俺は、礼を言い血を金属の板に垂らしつけた。
「はい。結構です。登録を済ませますので少々お待ちください」
「あ、はい。・・・さっきは、ありがとうございま・した・・・・・うわぁぁーーーー!」
さっき代わりに指を切って貰った人にお礼を言うためそちらを向くと、俺を投げ飛ばして気絶させた張本人がいた。
「お、おい・・・」
「うわぁぁーーー!!ごめんなさい!ごめんなさい!!生まれて来てすみません!」
彼の事が軽いトラウマになってるらしく、取り乱した俺は、なんども土下座をした。
「いやいや。おちつけ!な!な?」
「は、はい・・・・」
何とか落ち着いた俺に、この間は酔っていたとは言えかなり凶暴な雰囲気を放っていた彼が、ガラッと変わり(顔以外)大らかな雰囲気にかわりやさしく接してくれていることに驚いた。
「あ~・・・この間は、本当にすまんかった・・・」
「え?あ、いえいえ!大丈夫ですよ!気絶したとはいえ体に異常はないですし・・・」
「ホントにすまん。この間は、いろいろあってムシャクシャしてたからな・・・・もし何かあったら俺に言え。これでも、高ランクの冒険者だ力になってやる。」
彼がそう言うとギルドに居た冒険者達が一斉にこちらを見た。
「まぁ、グレイガスさんはただの高ランクじゃなくて現在の最高ランクですからね・・・・はい。登録終わりました。」
受付嬢が、俺のギルド登録の作業をしながらとんでもないことを言いだした。
「え?それって、もしかして・・・」
「ええ。グレイガスさんは、現在三人しかいないSランクの冒険者のひとりで、【破壊神】の称号持ちです」
まさかのまさかだった。
異世界に来てそうそうテンプレ相手がSランク冒険者だった人間って俺だけだろう・・・
しかし、よく死ななかったな俺・・・
「そう言えば、お前ってなんて名前なんだ?」
「あ、リョウタ・テオロスって言います」
「さっき受付嬢に言われたが俺は、グレイガス。Sランク冒険者だ・・・ところで、リョウタは貴族様なのか?」
「いいえ。違いますけど?」
「そうなのか?平民でファミリーネーム持ちは珍しいな・・・」
「お話し中にすみませんが、リョウタさん冒険者ギルドについての注意事項などお聞きになりますか?」
俺とグレイガスさんが話をしていると受付嬢がまだ、説明が終わってないんですけど?といった雰囲気で聞いてきた。
「あ。すみません。おねがいします。」
「いや。責任もって俺が説明しとくからいいぞ・・・」
「らしいですが・・・?」
「じゃあ、いいです。よろしくお願いします。グレイガスさん」
「おう!まかせとけ!」
「では、以上でギルド登録は終わりです。何かございましたらお声をおかけ下さい」
「はい、わかりました」
「じゃ、あっちにいこうぜ。いろいろ教えてやる」
「はい」
そう言い、ギルド内にある酒場に向かった。
そこで、冒険者としてのいろいろを教えてもらっているとのどが渇いたと言い、エールというビールに似たお酒を飲みだした。その後、やっぱりグレイガスさんに絡まれたのは言うまでもない。
次回投稿は、17日(水)を予定しています。
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