ある日のわたしのモーニング
頬に触れられたふんわりとした感触で、胡乱だったわたしの意識が少しだけ目を覚ました。
でもまだ言葉を発するほどはっきりはしてないから、目だけを動かして感触の主を確かめる。
同い年のはずなのに、まるで年下みたいな肌と童顔。
「おはよう」
声変わりしてないんじゃないかってほどの幼さの残る声で、にっこりと語り掛けられて。
「はよ」
嫉妬するほどのふわすべな手を握り返して、わたしはぼんやり返した。
ーー 文字数水増しのあとがきもどき ーー
なぜか、かっぽーお題参加した文章の女子目線率が高い不思議。
さて皆さん、この場面。「わたし」を起こした相手の性別、どっちに読めたでしょう?