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幽霊ちゃんとの怪奇な日常。  作者: くろのくん
第4章 霊力覚醒編
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幹部会Ⅰ

「それでは、定刻になりましたので幹部会を始めたいと思います。・・って、また全員揃ってないんですか?全く・・・毎回ちゃんと開催時刻を決めてるのにこれじゃあ意味ないですよ。『秘書』である私の身にもなってくださいよ。はぁ・・。」


主人公と幽霊ちゃんが、無事合宿初日を乗り切ったその頃、ピッチリとしたとスーツ姿の『秘書』の号令と愚痴とともにある会議が某所で行われていた。


「まあ、まあ、秘書ちゃん。うちは変人の集まりだから仕方ないよ。ほら、いい加減みんな注目ー。また秘書ちゃんがキレるちゃうよー。」


「ぶ、部長!私キレたことなんかありませんっ!もぅ・・・」


秘書を茶化したのは、真っ黒いジャケットとジャラジャラと鎖のついたブーツ、そして天パ。以前、大学で主人公たちに声を掛けてきた部長だ。そう、この『幹部会』とは【超常現象研究会】の奇怪な十数名の幹部たちが集う会議のことである。


「それでは秘書ちゃん、先月の『捕獲』状況から教えてちょうだい。」


「は、はいっ!」


場の雰囲気が一瞬にして引き締まる。秘書にそう促したのは研究会の謎の女、キサキだ。彼女の発言はこの幹部会において絶対を意味する。


「コホン、それでは先月の『捕獲』状況について報告します。下級霊24体、中級霊2体、上級霊0体です。その中から、『適合者』は我が研究会から13人。いずれも適合したのは下級霊です。先々月に続いて中級、上級霊の『適合者』は0人です。」


部長が深くため息をつきながら発言する


「ありがとう秘書ちゃん。うーん、あまり好ましくない数字だね。中、上級霊の捕獲数が少なすぎる。いくら下級霊の使い手を増やしたところで、戦力はたかが知れてる。っていうか、はっきり言ってゴミだね。コストと労力の無駄。」


「ヒヒッ。ひどい言われようだぜ、部長さん。こっちは毎日駆けずり回って野良霊捕まえてんのによぉ」


そう発言したのは、部長の斜め前に座る男。背後に子供の霊を従えている。


「それによぉ、最近、『捕獲』に失敗した奴がいるらしいじゃねぇか。そいつらに責任があるんじゃねぇーか?ヒヒッ。」


そう言いながら男が目線をやった先にいたのは、先日、主人公を襲撃した師匠とヌイだ。


「チッ、その件については前に報告した通り、想定外の事態が起こったって言ったじゃねえーか!てめぇ、また蒸し返すつもりか?」


「そうだぞ!私たちも頑張ったんだぞ!」


師匠とヌイが即座に反論する。まぁ、まぁ、2人をなだめる部長を尻目に、キサキが口を開く。


「あなたたちのせいじゃないわ。その件については、こっちで調査したの。秘書ちゃん、結果を教えてあげて。」


秘書があわてて資料をめくる


「はい、例の男について。従えている霊はどちらもごく普通の中級霊2体。どちらも10代の女子です。師匠さんとヌイさんの報告にあった3人目の霊は、おそらく野良の上級霊。非常に強力です。こちらは現在かなりの人員を割いて捜索中です。そして先に挙げた例の男、まだ推測ではありますが・・・『極霊力』の持ち主である可能性があります・・・!!」


秘書の言葉に、場がざわつき始める。



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